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サプリメント摂取は意味がない? 米・心臓研究

日本でもドラックストアに行くと、安価なものから高価なものまで様々なサプリメントが購入できるようになりましたね。
人気のサプリはコンビニやスーパーでも買えるほどです。
しかし、それで皆さんの健康度はUPしているでしょうか?
もしかして無駄な努力とお金を費やしているだけかもしれません!?
詳細を見てみましょう。

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マルチビタミンやミネラルのサプリは意味なし?

アメリカの心臓学会や米国食品医薬品局では、こと、心臓系の疾患に関しては、サプリメントの摂取はほぼ効果なし? という研究報告を発表しました。

アメリカのアラバマ大学が中心となって調査された研究は、約200万人を対象に、12年間の歳月がかけられました。

内容は、マルチビタミンとミネラルのサプリメント服用と、疾患予防率、死亡リスクなどの関連が調査されましたが、心血管疾患などの心臓系の予防には及ばず、そして死亡リスクの低下に貢献していないことがわかりました。

ビタミンやミネラルは野菜・果物から摂るのが基本!

日本でも、野菜の摂取不足に罪悪感を感じ、サプリメントでビタミンやミネラルを補っている方も多いでしょう。
また、一部の医療機関でサプリメント摂取を推奨しているケースもありますが、やはり、ビタミンやミネラルは、直接、野菜や果物から摂るのが基本です。

生の野菜や果物なら、それらの細胞の中に、ビタミンやミネラル、そしてポリフェノールなどの機能性成分が、そのまま閉じ込められているので、一口かみしめるごとに、新鮮な栄養成分が体内に入っていくのです。

サプリメントは、製品によっては科学的に合成されたビタミンやミネラルの場合もありますし、元の材料が野菜や果物からであったとしても、それらを加工しているので、鮮度はないようなものですね。

そして米国食品医薬品局を始め、日本の厚生労働省でも、サプリメントは医薬品ではないので、その効果・効能や安全性は、高いとはいえないのが現状なのです。

中には、高価な製品で、純度が違う! と主張するサプリメントもあるかもしれませんが、前述の長期間の大規模調査が示すように、ほぼ効果がないようです。

アメリカのサプリメント利用者の実態は?

アメリカでマルチビタミンやミネラルのサプリメントを利用する人口は、全体の30%にも上るそうですね。

またサプリメント市場を、世界規模で見ると、2024年までに278億ドルに達するほどのシェアを占めているそうです。

これまでにもサプリメントの服用で、心血管疾患など心臓系の病気の予防効果はない、という信頼性のある論文発表が多くあがっているにも関わらず、サプリメント人気は低迷しないようです。

そのためアメリカでは、サプリメントのキャッチコピーや誇大広告を慎むよう、注意喚起が行われるそうです。

また、米国心臓協会は、心血管疾患予防を目的としたビタミンやミネラルのサプリメント服用は推奨しない! とハッキリ結論づけています。
※参考:『循環器:心血管性質と転帰』

健康を気にするなら、ビタミンとミネラルは野菜と果物から!

この研究は、心臓系の疾患に焦点が当てられてはいますが、やはりカラダが喜ぶ栄養成分は、野菜や果物など、生鮮食品から補いたいものですよね。

自炊が面倒でも、スーパーでもコンビニでも、豊富なサラダが並んでいますし、ファストフードチェーンも、サラダメニューを加えている店舗も多く見られます。

野菜、果物を中心に、揚げ物や飽和脂肪酸の多い肉類や乳製品、そして白く精製された小麦粉や砂糖の摂取を控えることで、自ずと心臓をはじめ、肥満や糖尿病といった苦しみから逃れられるかもしれないのです。

サプリメントに頼った栄養補給を行っている方は、この機会に見直してみましょう!