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白内障はビタミンC摂取で改善か? 英・眼科研究

白内障は、日本でも50代を過ぎた頃から悩む人が多くなると言われる、代表的な目の病気ですね。
夏は紫外線で目にもダメージを受け、白内障やその予備軍の方には辛い時期でもあります。
しかし、ビタミンCの摂取を増やすと緩和につながるかもしれません!?
詳細を見てみましょう。

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白内障とビタミンCの関係とは?

イギリスのキングス・コレッジ・ロンドンの眼科研究によると、ビタミンCの豊富な食生活を長期にわたって送っていると、白内障の進行リスクが33%も低減することがわかりました。

白内障は、加齢と共に、ほぼ自然と発生される目の病気だと考えられてきました。
つまり、高齢になると、白内障はほぼ避けられないのだと。

しかし、研究チームは、白内障と日頃の食生活やサプリメント摂取が、どれぐらい関連するのかを調査したのです。

比較検討するために、ほぼ同じ遺伝子を持つと考えられている双子を対象に調査が開始されました。
対象となったのは、平均年齢60歳の1000組のイギリス人女性の双子のみなさんです。
その後、10年かけて追跡調査し、最終的に324組の双子データが解析されました。

食事内容のデータにより、ビタミンA、B群、C、D、銅、マンガン、亜鉛などの栄養成分が分析され、60歳現在の眼のレンズの不透明度も撮影されました。
※この場合のレンズはメガネやコンタクトレンズではなく眼球のレンズです。

その結果、ビタミンC濃度が高い人たちは、調査開始の時点でも、一般の白内障リスクよりも20%低いことがわかりました。

そして10年後の追跡調査後、ビタミンCが豊富な食生活に気を配っていた人たちは、白内障の進行リスクが33%も低下していることがわかったのです。

白内障は遺伝よりも食生活に起因

白内障は、冒頭のように、高齢になると自然となるものだと考えらていました。
ヒトとして生まれた宿命? つまり遺伝なので仕方がない、という見方がされていたのです。
しかし、今回の研究で、白内障の遺伝的要因は全体の35%で、食生活による起因が65%を占めていることがわかりました。

ビタミンCの抗酸化性が白内障を予防?

白内障の予防や改善となる栄養成分は、ほとんど特定されていませんでしたが、この研究で、ビタミンCの抗酸化性が、有意に白内障の予防につながっていると考えられています。
野菜や果物の摂取が多い人は、自然とビタミンCの摂取が増えるので、白内障の進行は低くなると期待できますが、サプリメントでビタミンCを摂っても、さほどいい作用は期待できそうです。
※参考:『眼科学』

生鮮食品に含まれるビタミンCが有効と言えそうですね。

さいごに

ビタミンCを多く含む野菜や果物は、β-カロテンなど、眼の視神経にいい影響を及ぼす栄養成分も含まれるので、ダブルで眼に効いてくれそうですよね。
白内障は、年々、平均年齢が下がってきているようなので、若年層のうちから野菜や果物の摂取を増やして、予防しておきましょう。