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禁煙成功者は糖尿病リスクUP?しかしメリットも!

禁煙に成功した人は、数年間は体重増に悩むと言いますね。
そのため体重増による糖尿病リスクがUPしてしまうようです。
しかし、禁煙は体重増だけ気を付ければ多大な健康メリットも望めます。
ハーバード大学の最新研究内容を見てみましょう。

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禁煙に成功すると体重が増え糖尿病リスクがUP?

アメリカのハーバード公衆衛生大学院の研究によると、禁煙に成功した人は、体重が増えやすい傾向があるので、糖尿病リスクがUPするということがわかりました。
喫煙者と禁煙に成功した人の糖尿病リスクを比較すると、禁煙した人の方が22%も糖尿病リスクが高くなったのです。
これだけ見ると、糖尿病予防のために、喫煙した方がいいのか?
と思われてしまいそうですが、そうではありません。

禁煙に成功した人は、休憩したり、考え事をしたり、何か一息つくごとにタバコを吸っていた習慣が、口さみしくて、ついつい間食が増えてしまうので、体重増になりやすいのです。

またタバコの煙の影響で、摂食中枢が抑えられていたので、その分、食欲が旺盛になることも考えらます。

そのため、禁煙に成功した人は、そういった状態になりやすいことを覚えておき、間食や、食欲に注意しておけば、体重は増えないでしょう。

一時的に体重が増えても禁煙はするべき!

この研究発表には続きがあり、禁煙に成功した人は、一時的に体重増で糖尿病リスクは高まりますが、その一定期間を過ぎれば、もともと喫煙習慣のない、普通体重の人と同様に、糖尿病リスクは下がるようです。

統計によると、禁煙後5~7年経った頃に、糖尿病リスク高のピークを迎えるようですが、その後は段々低下していくようです。

ただし、体重の増え方が大きい人は、禁煙に成功していてもⅡ型糖尿病のリスクは高くなる傾向があります。
しかし、禁煙後、体重が増えなかった人は、リスクが上昇しませんでした。

そして、禁煙後30年も経過すれば、糖尿病のリスクは、もともと喫煙習慣がない人と同レベルまで低下したそうです。

禁煙は寿命を延ばし、心血管疾患リスクを下げる

こと、Ⅱ型糖尿病に関しては、禁煙後の体重増加でリスクが高まってしまいますが、禁煙することは、健康や寿命に対して、多大なメリットがあります。

例え、禁煙後、体重が10kg増えてしまったとしても、心血管疾患による早死リスクは、67%も低下、そして、全死因による早死リスクも半減することがわかっています。

中には、禁煙すると、太ることを気にして、タバコを吸い続けている人もいるようですが、研究者たちは、一時的に体重が増えたとしても、やはり禁煙はするべきだと提唱しているそうです。
※参考:『ニューイングランド医学雑誌』

さいごに

禁煙後はついついスイーツなど、間食に手が伸びてしまいますが、体重管理さえ気を付けていれば、糖尿病を怖がることはないでしょう。

しかし間食を完全にカットすると、ストレスになるので、スイーツに関してだけは、カロリーオフや糖質オフを謳っている菓子類に頼るのもいいですね。

グリコのSUNAOシリーズ森永のnanoniシリーズナチュラルローソン菓子シリーズ(普通のローソンでも購入可)などがオススメです。

禁煙した人だけではなく、体重が増加するとⅡ型糖尿病リスクは高まるので、体重が気になる人も、こうしたスイーツの利用で糖質やカロリーを抑えておきましょう。

また、野菜を摂ることで、食物繊維が摂れ、糖質や脂質を代謝する栄養成分も摂れるので、3度の食事には必ず取り入れておきたいですね。