一日一食×読書でダイエット脳を育てるブログ

毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

食物繊維が豊富な食事は心身のストレスを緩和!?

日々のストレスは、健康上に様々な支障を及ぼすので、少しでも軽減したいですよね。
仕事やプライベート、子育て、介護など、人によって原因も多種多様にありますが、アイルランドの最新研究で、食物繊維の豊富な食事をとっていると、ストレスが緩和されることがわかってきました。

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食物繊維とストレスの関係とは?

ストレスが原因となる疾患は、不安感、うつ病、過敏性腸症候群など、脳や腸と深く関わりがあります。

腸内細菌は短鎖脂肪酸を産生する働きがありますが、この脂肪酸は、主に脳や腸の細胞の栄養源となります。
この、短鎖脂肪酸の産生を活性化させるのに、穀類や豆類、野菜や果物、海藻類といった食物繊維を豊富に含む食品が必要となるのです。

そこで、アイルランドのユニバーシティ・カレッジ・コークの研究では、短鎖脂肪酸を導入したマウスを用いて経過を観察したところ、ストレスや不安行動のレベルが低下することが確認されました。

ストレスが長期間に及ぶと腸や脳にダメージが!

長期間、ストレスが溜まったままになっていると、腸の内部や、カラダの他の部分のバリア機能が弱まわり、体内にたまった毒素などが漏れやすい状態になり、腸に悪影響を及ぼす可能性が高くなるそうです。

毒素などが漏れやすくなった腸壁からは、消化不良の食物の粒子や、細菌などが通りぬけて血液中に入ってしまいます。
そうすると、持続性の炎症を引き起こすことになります。
この炎症がクセ者で、様々な病気を引き起こす元凶となるのです。

しかし、短鎖脂肪酸を用いた治療を行うと、この毒素などが漏れやすい状態を改善できる可能性が出てきたのです。

マウスは、人間の生体構造と大変似ているため、この研究結果により、食物繊維を多く摂るといった食事療法で腸内細菌から短鎖脂肪酸の産生を活性化させて、人間のストレス関連疾患の予防や改善に応用できると考えられています。
※参考:『生理学雑誌』

食物繊維を摂ろう!

同じ職場環境や家庭環境にいても、ストレスの感じ方が人によって違うのは、もしかしたら、食物繊維の摂取量の多さが関係しているのかもしれませんね。

野菜や果物、雑穀ごはんなどを好む女性は、穏やかで肌もキレイな人が多く、イライラしているのもあまり見かけません。
一方、常にスイーツを食べ、肉食で、野菜嫌いの方は、怒りっぽく、小太りで、肌もキレイだとは言えない人が多いのではないでしょうか?

今はスーパーやコンビニで買えるお菓子類にも、食物繊維入りのクッキーやチョコレートも増えたので、おやつからも食物繊維が摂れる製品が充実してきました。

3度の食事では野菜や海草類の摂取を増やし、スイーツをそういったものにチェンジすると食物繊維の摂取量は増やせるでしょう。

こうした工夫で、食物繊維の摂取量は増やせるものです。
少しでも多くの食物繊維を摂って、ストレスを感じにくいカラダづくりを心掛けたいですね。