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脂肪細胞は悪者ではない?特徴を知って有効活用!

「ぜい肉」と呼ばれるように、体内に脂肪が溜まると太る原因となり、脂肪細胞は悪者扱いされていますね。
脂肪細胞は大きく2つに大別され、本来はカラダの健康を守る細胞でした。
しかし、食べ物に関しては飽食の時代、そして夏は冷房、冬は暖房、と便利な世の中になったため、脂肪細胞は本来の役目をなくし、逆にカラダに不健康な作用をするようになってしまいました。
この2つの脂肪細胞を有効活用すると、カラダ本来の機能が戻り、ヤセ体質になるかもしれないのです!?

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褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞

2つの脂肪細胞とは、脂肪を燃やして熱をつくる「褐色脂肪細胞」と、余った脂肪を体内に蓄える「白色脂肪細胞」があります。

私たちがメタボや肥満で恐れている、ぜい肉や中性脂肪は主に、後者の「白色脂肪細胞」が原因です。
しかし、白色脂肪細胞からレプチンなど食欲をコントロールするホルモンなども分泌されるので、全くないと困る細胞です。
またある程度は脂肪がカラダに蓄積されていないと、お腹が空いたのをガマンしたり、寒さに耐えるといった行為も難しくなるので、本来は悪者ではないのです。

そして「褐色脂肪細胞」は本来、寒さからカラダを守る時に、体内の脂肪を燃やして熱に変えてくれる細胞で、その時に、体脂肪が減ります。
夏の暑さに耐えるよりも、冬の寒さに耐える方が痩せる、というのは、この褐色脂肪細胞が作用するからなのですね。

どちらの脂肪細胞も本来の機能を発揮してない?

東京大学先端科学技術研究センターの脂肪細胞研究によると、冒頭で述べたように、どちらの脂肪細胞も、現代の食環境や生活環境下では、本来の持ち味が、残念ながら発揮されておらず、ヒトは、生まれつき素晴らしい機能を持っているのに、それらを知らないうちに活かせない生活を送り、様々な病気を引き起こしてしまっているようです。

また人間を含め、動物のカラダは、常に地球環境下で飢餓と戦っていたので、飽食の時代は想定されておらず、それもあってカラダの機能がおかしくなって、様々な病気が蔓延してしまったと考えられています。

褐色脂肪細胞とは?

褐色脂肪細胞については、カラダの首や肩、背骨、鎖骨周りに多く存在していますが、冷暖房が完備されているので、寒さに耐えしのぶ機会が減り、活用の場が少なくなっています。
夏の冷房の寒さは、極寒の冬の寒さとは違い、心地よい体感温度よりもやや低い程度なので、褐色脂肪細胞は活躍はしてくれないのです。

白色脂肪細胞とは?

一方の白色脂肪細胞は、飢餓から守るため、あまった脂肪を少しでも体内に蓄積しようとしてくれる細胞です。
これが飽食の時代となって、ヒトは常に何かをお腹いっぱい食べているので、脂肪が余り過ぎてどんどん蓄積されるのです。
そして、それを燃焼してくれる褐色脂肪細胞も、活躍の場をなくてしているので、お互い、良さを発揮できないまま、「脂肪細胞」という総称の名のため、悪いイメージを持たれているのですね。

続きは明日のブログで!

長くなってしまうので、本日は、2つの脂肪細胞の特徴をご紹介しましたが、明日、明後日のブログ記事で、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞、それぞれの詳細な働きと、太りにくいカラダとなるにはどうすれば良いかなどをご紹介していきますね。