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脂肪細胞はダイエットに?痩せホルモンも分泌する

本日も、昨日に引き続き、脂肪細胞のお話しです。
昨日の記事では、脂肪細胞には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の2つがあるということと、その概要をお伝えしました。
昨日のブログはコチラ!
本日は、脂肪を蓄え、悪者扱いされがちな「白色脂肪細胞」についての詳細をお伝えいたします。
実は、この白色脂肪細胞、別名「痩せホルモン」とも呼ばれるレプチンの産生にも関わっているのです!

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白色脂肪細胞から分泌される「レプチン」とは?

私たちのカラダは食事から脂肪分を摂取すると、余分なものは蓄積されます。
この蓄積された脂肪が膨大になってくると「太る」ということになるのですが、これは主に「白色脂肪細胞」の働きによるものです。

しかし白色脂肪細胞は、脂肪を貯蔵するだけではなく、そこから脳をコントロールする様々なホルモンを、せっせと分泌しています。

その代表的なものが、別名「痩せホルモン」とも言われるレプチンです。

レプチンは主に「食欲」「交感神経」「性ホルモン」の働きを司るホルモンです。

レプチンの詳細な働きを見てみよう!

  • 食欲
    レプチンは、脳の摂食中枢に働きかけて、食欲を抑える作用があります。
    これが「痩せホルモン」とも呼ばれる所以です。
    体脂肪が増えてくると、レプチン自体も増えてきて、食欲が低下していき、ヒトは「食べる」行為をストップします。
    逆に、体脂肪が減ると、レプチンが減って、ヒトのカラダは飢餓状態だと察し、食欲が沸いてくるという仕組みになっています。

  • 交感神経を高める
    レプチンの作用が脳に伝わると、交感神経も活性化されます。
    交感神経は、昼間の活動力UPにもつながる神経で、血圧をいい感じで高めてくれたり、筋肉に糖を取り込んでグリコーゲンを作るお手伝いにつながります。
    また、脂肪が蓄積されるとレプチンが増えるので、その分、交感神経も活性化して、活動力もUPするのです。

  • 性ホルモンの分泌を活性
    白色脂肪細胞からレプチンが分泌されると、脳の視床下部に働きかけて、性機能に関わるホルモンたちの分泌を促してくれます。
    そのため、月経周期を整えてくれたり、妊活中の女性は妊娠しやすい状況になったりするのです。
    逆にレプチンの分泌が少ないと、月経不順や、無月経、不妊といった状況に陥ります。

さいごに

脂肪が増えすぎてしまうと、確かに太ることにはなりますが、極端に脂肪細胞が減ってしまうと、レプチンの作用が受けられないので、体脂肪を燃焼してくれる基本的なダイエットのメカニズムも、ヤル気も、妊活も程遠くなってしまいますね。

レプチンは女性の不調を整える作用もあるので、味方につけておきたいホルモンです。
また、男性にとっては、ダイエットやヤル気UPを司るホルモンとしてカラダで利用されるでしょう。

揚げ物や調理して時間のたった肉類や魚介類の油(脂)は酸化しているので、酸化が進んでいない良質の油分を補って、質のいい脂肪細胞を蓄えておきたいですね。