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1日30分の歩行が脳卒中を救う? 北欧・研究

1日30分程度の歩行習慣があると、未来の脳卒中のリスクが有意に下がるようです。
スウェーデンの最新の脳神経研究を見てみましょう。

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脳卒中とは?

脳卒中は、大きく分けて2つに分かれ、脳の血管が詰まる脳梗塞(のうこうそく)系と、脳の血管が破れて出血する脳出血・くも膜下出血系です。
動脈硬化も脳梗塞系の脳血栓症などの病気を引き起こします。
脳卒中とは、これらの疾患の総称となります。

血流が悪いと、体調が悪くなり、様々な不調を来しますが、脳の血流が悪くなると何らかの脳卒中リスクが高くなるということです。
原因は、運動不足と食生活、ストレスなどで、生活習慣がそのまま反映されてしまうので、日頃からのケアが必要です。

また加齢による影響も大きいですが、生活習慣が悪いと、若年層の働き盛りでも、くも膜下出血を起こして亡くなるなど、命に関わるケースも後を絶ちません。

軽度の運動は脳卒中のリスクを上げない?

スウェーデンのヨーテボリ大学の研究では、なんらかの脳卒中の疑いがある人たち925名を対象に、身体活動量について調査しました。

そして対象者に軽度の身体活動(最低1週間に4時間程度の歩行)、または中程度の運動を週に2~3時間(水泳、早歩き、軽いランニング)の運動を進めました。
対象者はほとんどが軽度の脳卒中で、調査前は運動をしていなかったそうです。

その後、対象者の眼、腕、顔面の運動、意識レベル、言語運用能力などから、脳卒中リスクのデータを解析したところ、軽度から中程度の運動をおこなっていた人々は、運動を取り入れなかった人たちよりも2倍の確率で脳卒中のリスクはあがっておらず、軽度状態であったそうです。

一度、脳卒中と診断されると、だんだんとリスクが高まっていくものですが、軽度の段階であれば、運動を取り入れることで、リスクを上げず、軽度をキープできるそうです。※参考:『神経学』

軽度であっても、脳卒中だとわかってから運動を取り入れるのではなく、その予防としても週に4時間程度の歩行(1日平均30~40分)は取り入れておきたいですね。

1日30分、歩く機会を増やそう!

脳卒中は、高齢者の病気のイメージがありますが、前述したように、若年層も生活習慣は見直しておく必要があります。
今は社会のIT化で、何でもパソコンやインターネットで解決できる時代になったので、男性も女性もオフィスワークの人が増えましたね。
わざわざ出向いて打合せをしなくても、メールやインターネット会議で済んでしまう世の中なので、運動不足の人口は増える一方でしょう。

内勤の人は、通勤時間ぐらいしか、歩く時間が取れないかもしれませんが、ストレスや悪い食習慣・飲酒習慣で、脳卒中のリスクは高まっているかもしれません。
通勤時にできるだけ多く、歩く機会を増やしておきましょう。

さいごに

本日は、食のお話しではありませんでしたが、食生活と並行して、軽度の運動を取り入れることは大切なことです。
特に食生活で血管をつまらせる、ファストフードや肉類、スイーツの摂取が多い人は、運動を取り入れておきましょう。
野菜や果物を日頃から取り入れている人は、血流がいいと思いますが、ストレスや睡眠不足などの影響で、血流が悪くなるケースもあるので、「野菜を食べているから大丈夫!」と安心せず、軽い運動は行うようにしておきましょう。