読書
おはようございます。本日の読書レビューは、知念実希人さんの『崩れる脳を抱きしめて』です。この作品は、2017年に発表されたもので、ミステリー作家の知念幹人さん初の恋愛小説となるそうです。 この作品、3度ほど、泣ける場面があるので、密室で読むこと…
おはようございます。本日の読書レビューは、今年(2022年)の江戸川乱歩賞受賞作『此の世の果ての殺人』です。荒木あかねさんは、江戸川乱歩賞史上、最年少!23歳で受賞された傑作。今年の乱歩賞の最終選考は、審査員の意見が分かれることなく、満場一致だ…
おはようございます。本日の読書レビューは、絵本です!トミー・ウンゲラー作、谷川俊太郎さん訳『アルメット』。迫力ある、独特の色彩が美しく、個性的な絵が印象に残りました!谷川俊太郎さんの、美しい日本語とも、マッチしています。 アルメット 作者:ト…
おはようございます。本日の読書レビューは、M・W・クレイヴン氏の『ストーンサークル殺人事件』です。2019年に、英国推理作家協会賞最優秀長篇賞『ゴールド・ダガー』を受賞した作品で、日本でも大好評のようですね。海外の人気小説は、なかなかオーディ…
おはようございます。本日の読書レビューは、藤原伊織さんの『テロリストのパラソル』です。本作は、1995年の江戸川乱歩賞受賞作!私が今まで読んだ乱歩賞作品の中で、一番のお気に入りの作品です。くたびれた中年男性が主人公なのですが、アウトロー的な感…
おはようございます。本日の読書レビューは、2018年に刊行された知念実希人さんの『祈りのカルテ』です。医大を卒業し、医師国家試験に合格した主人公が、インターンとして、各科を回り、将来、何の専門医になるかを決めていくストーリーです。各科での、異…
今週のお題「わたしは○○ナー」 こんにちは。私は、自身の勉強もかねて、毎日のように小説を読んでいるので、今週のお題では、「読書レビュアー」というところでしょうか?さて、本日の読書レビューは、知念実希人さんが2017年に発表した『屋上のテロリスト』…
おはようございます。本日の読書レビューは、20年ほど前に、日本でも話題になった故ロバート・K・レスラー氏の『FBI心理分析官』です。1970年から1980年代にかけて、全米を震撼させた凶悪事件の殺人鬼をプロファイリングした一冊!この本のあと、日本の犯…
おはようございます。本日の読書レビューは、2021年に発刊された知念実希人『傷痕のメッセージ』です。 主人公は30代前半の女医 父のメッセージ 胃に暗号が…… 28年前の連続殺人事件が再発 父の傷痕のメッセージとは? さいごに \ご案内/『なぜ人は食べすぎ…
今週のお題「わたしは○○ナー」 おはようございます。今週のはてなブログのお題ですが、私は、毎日のように読書レビューを書いているので、「読書レビュアー」といったところでしょうか? さて、本日の読書レビューは、昨年2022年度の《小説現代長編新人賞》…
おはようございます。本日の読書レビューは、キャロル・オコンネルが2010年に発表した『愛おしい骨』です。日本でも、2011年度《このミステリーがすごい!》海外小説部門で1位に輝いた作品なので、ご記憶の方もいらっしゃることでしょう。 主人公が20年前の…
おはようございます。本日の読書レビューは、知念実希人さんが2018年に発表した、『神のダイスを見上げて』です。 知念実希人さんの作品は、医学ミステリーが多いのですが、この作品は、殺人事件は起こりますが、ミステリーという感じではありません。 《ダ…
今週のお題「カバンの中身」 おはようございます。カバンには、いつもKindle専用端末の《Fire》が入っているので、移動中は読み上げ機能やオーディブルの耳読に重宝しています。 さて、本日の読書レビューは、知念実希人さんの『レゾンデートル』です。知念…
今週のお題「カバンの中身」 おはようございます。カバンの中身は、文庫本とKindle専用端末《Fire》で、歩いているときは、Fireで耳読、電車の中やカフェでは、文庫本を読むのが日課です。 さて、本日の読書レビューは、アガサ・クリスティーの短編『西洋の…
今週のお題「カバンの中身」 おはようございます。カバンの中には、いつもKindle専用端末《Fire》と文庫本が入っています。文庫本は、8割がたミステリー小説です。 本日の読書レビューは、フィン・ベルのデビュー作『死んだレモン』2017年。ニュージーラン…
おはようございます。本日の読書レビューは、2014年に朝井まかてさんが発表した『恋歌(れんか)』です。この作品は、第150回直木賞受賞作!とても読みやすい歴史小説で、樋口一葉の師・中島歌子という歌人の物語です。 中島歌子は、幕末の江戸で《池田屋》と…
今週のお題「最近おもしろかった本」 おはようございます。本日の読書レビューは、曽野綾子さんが1974年に発表した『虚構の家』です。50年ほど前の小説ですが、古臭さはなく、違和感なく読める名作です。 昭和40年代の二人の主婦 テーマ 幸せすぎる家庭も問…
今週のお題「最近おもしろかった本」 おはようございます。本日の読書レビューは、辻村深月さんが、2012年に発表した短編集『鍵のない夢を見る』です。この短編集は、第147回直木三十五賞受賞作!辻村深月さんは、名前だけ存じていましたが、読むのははじめ…
おはようございます。本日の読書レビューは、ホリー・ジャクソンが2019年に発表した『自由研究には向かない殺人』です。ホリー・ジャクソンは、イギリスの作家で、本作がデビュー作のようです。デビュー作が、英米でベストセラーとなり、イギリス本国では、…
おはようございます。本日の読書レビューは、アメリカの作家ダシール・ハメットが1931年に発表した『ガラスの鍵』です。ダシール・ハメットは、今日のハードボイルド小説の始祖と言われており、戦後のアメリカで人気のあった作家の一人です。90年ほど前の小…
今週のお題「最近おもしろかった本」 おはようございます。本日の読書レビューは、2017年に出版された山口路子さん『ココ・シャネルの言葉』です。ヤル気がなくなったり、物事を後回しにしたり、なかなか自分の目標や理想に近づけずに、悩むことはありません…
おはようございます。本日の読書レビューは、アントニー・バークリーが1929年に発表した探偵小説『毒入りチョコレート事件』です。バークリーは、イギリスの作家で、別のペンネーム、フランシス・アイルズ名義でも、いくつかのミステリー小説を残しています…
おはようございます。本日の読書レビューは、アガサ・クリスティーが1926年に発表した『アクロイド殺し』です。アガサの6作目の長編小説なので、初期のころの作品ですね。小説家は、5作以上書けると、大成すると言われていますが、アガサもこの作品で、名…
おはようございます。本日の読書レビューは、アガサ・クリスティーが1926年に発表した短編小説『負け犬』をお届けします。 アストウェル卿が書斎で撲殺される 甥とアストウェル卿の確執 催眠療法の効果 短気な人ほど殺人は犯さない? ひとりごと 収録本 \新…
おはようございます。本日の読書レビューは、アガサ・クリスティーが1935年に発表した短編小説『厩舎街の殺人』『謎の盗難事件』『砂に書かた三角形』の3つをお届けします。 1936年『厩舎街の殺人(ミューズ街の殺人)』読書レビュー 収録本 1927年『謎の盗…
おはようございます。本日の読書レビューは、珠川こおりさんの『檸檬先生』です。第15回小説現代長編新人賞を受賞した作品で、2021年に刊行されました。受賞時はまだ19歳!若い才能と、その完成度に感服しました。 主人公は、19歳の「私」 檸檬先生とは? 檸…
おはようございます。本日の読書レビューは、アガサ・クリスティーが1935年に発表した短編小説『あなたの庭はどんな庭』と、1939年に発表した『スペイン櫃の秘密』をお届けします。 1935年『あなたの庭はどんな庭』読書レビュー 収録本 1939年『スペイン櫃の…
おはようございます。本日の読書レビューは、アガサ・クリスティーが1923~1931年ごろに書き溜めた短編集より、『二度目のドラ(死人の鏡)』『二つの手がかり』『二重の罪』の3つです。数字の「2」がタイトルになっており、表のストーリーと裏のストーリー…
おはようございます。本日の読書レビューは、2005年度の江戸川乱歩賞受賞作、薬丸岳氏の『天使のナイフ』です。この作品は、この年度の乱歩賞予選時から独走しており、満場一致で受賞した名作です。入り組んだ複雑な人間関係と、未成年者の犯罪という法の壁…
おはようございます。本日の読書レビューは、イギリスの女性作家ダフネ・デュ・モーリヤの『レベッカ(上・下)』です。1938年に、イギリスで発表され、主人公は「わたし」という名のない若い女性。終始、一人称でつづられています。 この作品のエピソード 両…