梅雨が明けると夏本番!今年も猛暑日が続く季節になりましたね。
汗のにおい対策やお化粧崩れ、気になることは多々ありますが、それと同時に困るのがお肌のベタつきです。皮脂は体内から分泌されてくるものなので、やはり日頃、食べているものの影響が大きいですヨ!その改善や、肌のメカニズムを見ていきましょう。
◆皮脂分泌はどうなっているの?
皮脂はお肌のテカリやベタベタの原因となり、年中、油とり紙を手放せない!と悩む方も少なくないでしょう。しかし、皮脂本来は、お肌を外部の刺激から守る保護膜なので、悪者ではないのです。
しかし、お肌の細胞が生まれ変わるサイクルは、平均28日周期と考えられており、古くなった皮膚の角質は顔を洗ったりするたびに取れていき、徐々に28日かけて新しく生まれ変わるのです。今の食生活は28日後に甦ってきます。野菜や果物、肉や魚をバランスよく食べていた方は、つるつるお肌が甦るでしょう。しかし、スイーツ三昧、ほとんど野菜は食べない!焼肉屋で野菜を頼むのはお金のムダ!と考えるタイプの方は要注意です!
さて、食事バランスが偏ってくると、皮膚を作る成分となる、ビタミンAやタンパク質が不足している可能性が出てきます。またお肉や魚だけ食べても、補酵素として働く野菜や果物のビタミンやミネラルの存在がないと、体内には吸着しないのです。
ラーメンや、パスタ大好き!お昼のランチはパンだけ、気分が滅入っている時のご飯はスイーツ!という方は炭水化物と糖質の摂取過多で、体内ではビタミンB群が大量に消費され、たくさん食べているのに、栄養不足状態になっていますよ。食べるなとは言いませんが、量は控え、その分、私たちの血となり肉となる、野菜、果物、お肉、魚介類、卵、乳製品、大豆製品などを取り入れましょう。
野菜、果物を毎食取り入れて、炭水化物やスイーツの類の量を徐々に減らしていけば、さわやかな無臭の汗をかくようになり、汗を拭いてもテカリやベタベタは幾分和らいでくるでしょう。
では、どんな栄養素や食べ物を補えばいいのでしょうか?具体的に見ていきましょう。
まず、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、そして鉄分、亜鉛などが不足すると、皮膚の細胞再生がうまくいかずに、ターンオーバーが乱れてきます。
◎ビタミンA
緑黄色野菜、赤身肉、鰻、レバーなど
◎ビタミンB群
桃、鰻、キノコ類など
◎ビタミンC
一部のものを除き野菜・果物全般
◎鉄分・亜鉛
タコ、あさり、しじみ、赤身肉、鰻
◎その他
香味野菜(玉ねぎ、ねぎ、しょうが、わさび、にんにく)
香味野菜には硫化アリルやアリシンなど、解毒作用が期待できるので、ドロドロした脂質をさらりと排出してくれるでしょう。
こうしてみ見ると、鰻や桃など、夏の風物詩と呼ばれる食べ物は、その季節に応じた悩みを解決してくれる食材と言えそうですね。先日、鰻のレシピはご紹介したので、今日は簡単に切って並べるだけの「タコのカルパッチョ」のレシピをご紹介致します。
◆タコのカルパッチョ
[材料]2人分
・ゆでタコ足1本分
・玉ねぎ 1/2個
・小松菜1株
・ケイパー 15~16個
・ピンクペッパー 15~16個
※「ケイパー」はスモークサーモンなどと一緒に入っている瓶詰香辛料の一種。
スーパーなどの缶詰売り場などですぐに見つかるでしょう。
(マリネ液)
・醤油/大さじ2
・酢/大さじ2
・オリーブオイル/大さじ2
・砂糖(甜菜糖)/大さじ1/2
・ニンニク(すりおろす)1カケ分
・白ゴマ/大さじ1
[作り方]
1、ゆでタコは熱湯をかけて煮沸消毒した後、水分をよく拭きとり、3mmほどの厚さに、そぎ切りにしていく。
2、新たまねぎは薄~くスライスしておく。小松菜は葉の部分だけカットして、水気を拭いて、お皿に並べる。
3、ボウルにマリネ液の材料を全て入れてよく混ぜ合わせておく。
4、3のボウルに新たまねぎのスライスとタコを入れて、1時間ほど冷蔵庫で漬け込む。
5、小松菜をしいたお皿に、彩よくカルパッチョを並べ、タコの上に、ケイパーとピンクペッパーを置いて出来上がり。
※ピンクペッパーはスーパーの香辛料または調味料売り場で手に入ります。大粒のピンク胡椒のことです。
タコは、良質のタンパク質も一緒に摂れるので、テカリやベタベタ予防になる肌再生メニューにピッタリです♪
ではでは♪