今週のお題「夏の食事」
Q:アラフォー世代に近づき、お肌のシミや色ムラが目立ってきたように思います。美白に効果のある食べ物はあるのでしょうか?
(30代後半女性からのご質問)
A:蕎麦に含まれる「シス・ウンベル酸」という成分にシミの原因となる成分の活性化が期待できるようです。しかし、医薬品ではないので、即効性があるわけではありません。
まず、夏は日焼けしてしまうので、紫外線予防をしっかりとしておきましょう。日焼け止めクリームや日傘、サングラスなど、外からのアイテムは必須ですね。少しぐらいの日焼け…と甘く見ていると、約1か月先の、お肌のターンオーバーの時に、紫外線でダメージを受けた、肌の奥から、シミが浮き出てくることになるかもしれません!
日焼けやシミの原因として知られる”メラニン色素”は、お肌が紫外線に触れた時に刺激を受け、お肌の奥の”基底層”にあるメラノサイトという部分で作られます。この時にできるメラニンはチロシナーゼという酸化酵素が働いてできるもの。これが表皮に浮き上がるとお肌が黒くなり、「日焼け」となるのです。
蕎麦に含まれる「シス・ウンベル酸」はこのチロシナーゼの働きをストップしてくれるので、美白効果が期待できるというわけです。ただ、一度食べただけで効果が期待できるものではありません。冷麺や冷やしうどんを選ぶなら、蕎麦を食べる回数を増やしてみましょう。
夏の蕎麦はやはり”ザル蕎麦”が定番ですが、それだけで済ますと、栄養が偏りますよね。外食ではアレンジができませんが、せめてトロロ蕎麦をオーダーするようにしましょう。トロロのネバネバ成分は「ムコ多糖類」によるもの。ヒトの皮膚に存在するヒアルロン酸の生成を促すので、日焼けして傷んだお肌の修復にいいでしょう。自宅ではサラダをトッピングしたり、ノリやゴマをたくさんかけて、アレンジしてみてください。
◆簡単サラダ蕎麦レシピ
[材料]1人分目安
・市販の蕎麦 1袋 なるべく八割以上の蕎麦を選びましょう
・麺つゆ ストレート またはパッケージ通りに薄める
・トロロ 適量
・うずら卵 1個
・きざみネギ
・お好みのサラダ用カット野菜
例)千切りキャベツ・ニンジン・ピーマン・大根etc、トマト、
レタス、かいわれなどのスプラウト類
・きざみ海苔
・いりごま 小さじ1
[作り方]
1、蕎麦を茹でてから冷水で洗って冷やし、
その上からお好みのサラダ野菜をトッピングするだけ!
2、ゴマや海苔もたくさんかけ、麺つゆにはトロロやウズラ卵、
きざみネギも忘れずに入れてお召し上がりください。
レシピと言えるほどのものでもありませんが、蕎麦と一緒に、野菜からのビタミンやミネラルも一緒にいただくと、美白効果が高まるかもしれません!?
ではでは♪