空腹ホルモンダイエット
●[実践編]2週目 日頃の食事で痩せやすいモノを知っておこう!
■12日目 魚介類がもたらすダイエット効果とは?
魚介類には一般に多価不飽和脂肪酸(不飽和脂肪酸の一種)という脂肪酸が含まれ、近年の美容特集でもお馴染みのn-3系(オメガ3)のDHAとEPAが含まれています。特に青背魚のサンマ、イワシ、サバ、アジ、赤身魚のマグロに豊富に含まれます。
DHAとEPAは脂肪酸でありながら、コレステロールや中性脂肪を減らす働きが期待でき、サプリメントも多く出回っています。しかし酸化しやすいのが弱点なので、お刺身で食べる方が効率的に摂取できます。加熱調理した際も、できるだけ早くいただくようにしましょう。
また赤い魚介類には、カロテノイドの一種“アスタキサンチン”という成分が入っています。カロテノイドの一種なので、体内でビタミンAに変わり、ビタミンCやEと共に各器官や皮膚粘膜を健康に保つ働きがあります。空腹ホルモンや満腹ホルモンが分泌される器官もアスタキサンチン摂取で健康に保っておきたいですね。
アスタキサンチンは、抗酸化作用が注目されている成分でもあり、血管に溜まった脂肪分(コレステロール)を溶かし出したり、脳の血流を良くして、神経物質が正常に分泌されるお手伝いもします。
アスタキサンチンは、鮭、カニ、タコ、エビなどに多く含まれます。特に鮭に多く含まれます。焼き鮭やスモークサーモンを使ったメニューは外食やコンビニメニューでも見つけやすいので取り入れてみましょう。
魚介類はお肉と比べるとお腹がいっぱいに感じにくいかもしれませんが、朝昼晩のどこかで、一食取り入れておきましょう。ご飯と一緒に食べるお寿司や海鮮丼は、空腹ホルモンダイエット中は、お昼にいただきましょう。最初のスタートダッシュの週は、夜は完全糖質オフです。夜の魚介類摂取の時は、お寿司は避け、お刺身や、焼き魚、カルパッチョ、お鍋(最後の雑炊は控える)などでいただいてください。
DHAとEPA、そしてアスタキサンチンは脳の活性化にもつながる成分です。空腹時間を確保できるようになっていれば、ダイエットだけでなく、血液も胃の消化作業に追われることが少なくなるので、集中力も増してきます。魚介類の摂取と、食事時間前後の空腹時間確保で、スリムで思考もクリアな“デキる女子”力もついてくるでしょう。