美養おやつはもちろん! お吸い物やお味噌汁の具、田楽味噌や煮物にも使える、蓮根葛餅のレシピをご紹介します。
写真は、きな粉をかけて、美養おやつとしましたが、この蓮根葛餅、時間が経っても、固くなりにくいのが特徴で、少し多めに作って、2~3日お楽しみいただけます。
本日の野菜のお話は「蓮根」です。
蓮根は、スイレン科ハス属の植物で、美しいハスの花が咲く沼地の底、奥深くの地下茎が、その正体です。蓮根は旬は秋冬ですが、旬の時期でも他の野菜と比べて少々高価な野菜です。それは、収穫にかなりの手間暇がかかるためとも考えられています。
蓮根の穴は、平均10個前後あり、土の中で、葉柄に酸素を送る通気孔の役割があります。他の根菜類と違い、加熱してもシャキシャキとした歯ごたえがあり、煮崩れなども起こしにくく、繊維質がしっかりとしています。
栄養価や美養効果は、後述いたしますね。
ということで、蓮根をすりおろして、上品な味わいともっちり感をもたらしてくれる葛粉と一緒に、「もっちり蓮根葛餅」を作ってみました。
【材料】2人分
- すりおろし蓮根 130g
- 葛粉 30g
- 水 150cc
- きな粉 大さじ2
- 砂糖(ラカント/てんさい糖) 小さじ2~3
【作り方】
- 蓮根は予め皮をむいて、すりおろしておく。(フードプロセッサーやブレンダーを使うと早い!)
- お鍋に1と葛粉、水を入れ、中弱火で、底が焦げ付かないように、ゴムベラで練りながら、透明感が出てくるまで練り続ける。(5~10分
- 粗熱を取り、少し生地がぬるい状態で、水に濡らした手で、食べやすい大きさにちぎる。
*きな粉と砂糖をかけてお召し上がりください。
ここでは、きな粉餅としてご紹介しましたが、田楽味噌、みたらし団子のタレなどにも会います。また、おかずとして煮物に添えたり、お吸い物やお味噌汁の具として利用しても風味豊かな上品な逸品となります。
【美養効果】
蓮根は加熱すると、シャキシャキ感も残りますが、ネバネバ成分のムコ多糖類も含まているため、胃の調子を整えてくれるでしょう。この蓮根葛餅はもっちりともしていますが、すりおろした蓮根の粒々も残っているので、シャッキリ感も味わえて、楽しいです♪ また蓮根にはカテキンも含まれており、抗酸化作用や殺菌作用も望め、風邪予防などにもいいでしょう。
もっちり感は、白玉粉や上新粉、小麦粉などでも出せますが、葛粉を使うと、時間が経っても固くなりにくく、味わいも上品になります。葛粉は漢方薬の「葛根湯」の材料でもありますが、痙攣を抑えたり、神経を鎮める作用があることで知られます。血の巡りを良くしたり、神経が作用する肩こり、筋肉痛、各器官の痙攣などを緩和してくれるでしょう。薬ではないので、即効性はありませんが、これから寒くなる季節には、摂る機会を増やしてみるといいでしょう!
本日の野菜のお話は「蓮根」でした。
『空腹ホルモンダイエット』と合わせてお楽しみいただけるレシピです。
ではでは!