12月の連載は『免疫力と野菜の関係』をお届けしています。昨日のブログ『 免疫力と野菜の関係9~免疫細胞の活性化と理想的な食生活』の中で、プロバイオティクス食品の例を挙げました。やはり代表格はヨーグルトと納豆でしょうか。納豆については以前『空腹ホルモンダイエット』の中でご紹介したので、そちらに譲るとして、
本日はヨーグルトを使ったレシピをご紹介します。
これも昨年ご紹介したレシピとなりますが、改めて、免疫とプロバイオティクス、野菜のお話を加えてお届けいたします!
本日の野菜のお話は、「いんげん」です。
いんげんは、アメリカ大陸原産の野菜で、紀元前には栽培されていたようです。コロンブスが発見し、ヨーロッパに伝来したことから、世界中で食べられるようになりました。日本には、中国で修業していた僧侶が日本に伝来し、その僧侶の名前にちなんで「隠元豆」と呼ばれるようになりました。また年に3回収穫できるため、「三度豆」とも呼ばれています。
濃い緑色で、緑黄色野菜に分類されβ-カロテンが豊富です。
目の粘膜を守るルテインも含まれます。目の粘膜のバリアが弱くなると、目からもウイルスやアレルギー物質が浸入するので、目の細胞も免疫力UPをはかりたいですね。
そして食物繊維も含まれます。
いんげんとごぼうのヨーグルトサラダでシンバイオティクス!
【材料】2~3人分
- いんげん豆 1袋(15本前後)
- トマト(桃太郎トマト) 1個
- ごぼう 1/4本
[調味料] - プレーンヨーグルト 大さじ1
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 小さじ1/4
- ブラックペッパー 適量
【作り方】
- いんげん豆は、ヘタを切り落とし、予め、蒸すか、茹でておき、粗熱を取っておく。その後、水気を切って、1cmぐらいの幅にカットしておく。
- トマトは1cm程度のサイコロ型にカットしておく。
- ごぼうは薄さ3mmぐらいの斜め切りにスライスして、小さめのお鍋に、揚げ油(分量外)を2cmほど注いで中火で熱し、表面がこんがりするまで揚げておく。
- ボウルに1のいんげんと2のトマト、材料の[調味料]を全て入れて和える。塩は物足りないようなら、適宜足してください。
- お皿に盛り、ごぼうチップスをさして出来上がり。
【美養効果】
ヨーグルトは、フルーツを入れたり、シリアルを入れたりして、レパートリーもたくさんありますが、サラダのドレッシングとしての利用も覚えておくと、便利ですね。
いんげん、ごぼうなどから食物繊維も一緒に摂れるレシピですが、食物繊維はヨーグルトなどのプロバイオティクスに対して、「プレバイオティクス」としても注目されています。
その両方を摂ると「シンバイオティクス」となり、ダブルで整腸作用を促してくれるのです。
どちらか一方でも整腸作用は望めるもの、人によって作用の出方が違うので、プロバイオティクスである乳酸菌をヨーグルトから、プレバイオティクスである食物繊維を野菜から、ダブルで摂ると、作用が一段と高まる、と注目されているのです。
今後、研究が進んでいく食べ方となるでしょう!