12月の連載は『免疫力と野菜の関係』をお届けしています。昨日のブログ『 免疫力と野菜の関係10~免疫細胞の活性化とファイトケミカル』の中で、ファイトケミカルが「第七の栄養素」として注目を集めているお話をご紹介しました。様々な成分がありますが、なじみのあるリコピンをダブル摂取できる免疫力UPレシピをご紹介します。和えるだけなので、超簡単です!
本日の野菜のお話は「ミニトマト」についてです。
トマト全般としての原産国はアンデス地方と伝わっています。原産のトマトはチェリートマトタイプで、今のミニトマトほどの大きさ。様々な憶測がありますが、小ぶりのものだったようです。
トマトは夏野菜ですが、ミニトマトはハウス栽培が主流となり、通年出回るようになりました。品種改良が進み、赤だけでなく、黄色やオレンジ、紫、黒いミニトマトが登場していますね。
日本でのミニトマトとしての歴史は、昭和50年代ごろ。なんと機内食用として品種改良されたのが、ミニトマト誕生のきっかけなんだそう!(こちらも諸説ありです)
ファイトケミカルの一種であるリコピンという機能性成分に強い抗酸化作用があることで、トマトは一躍、健康・美容にいい野菜として注目されるようになりました。緑黄色野菜として分類されており、β-カロテンも含まれます。β-カロテンも抗酸化作用があるので、免疫力UPにはピッタリの野菜ですね。
リコピンをダブルで摂取!トマトと柑橘のカクテルサラダ
【材料】2人分
- ミニトマト 1パック(15~20個)
- オレンジ 1個
*デコポン、伊予柑、ピンクグレープフルーツ、みかんなどでもOK - お好きなハーブ
*セルフィーユ、イタリアンパセリ、バジルなど
[ドレッシング] - オリーブオイル 大さじ1
- リンゴ酢 小さじ1/2
- 塩 ひとつまみ
- はちみつ 小さじ2
- ブラックペッパー 2ふり
【作り方】
- ミニトマトはヘタをとり、ドレッシングがしみ込みやすいよう、竹串などで、数か所穴をあけておく。オレンジは皮をとりのぞき、実だけにしておく。
- ミニトマトとオレンジをボウルに入れ、[ドレッシング]の材料を全て入れ、和えておく。
- 1時間以上置いて、味をなじませたら、グラスに入れて、仕上げにお好みのハーブを飾ってできあがり。
【美養効果】
トマト自体が夏野菜なので、少し夏っぽいレシピですが、ミニトマトは通年出回る上、クリスマスカラーの真っ赤な色は、食卓の彩りに欠かせない存在ですよね。ホームパーティーの前菜やデザートとしても活躍するレシピなので、ぜひ取り入れてみてください。
オレンジなどの柑橘類の橙色やピンクグレープフルーツのピンク色にもリコピンが含まれています。リコピンは色素成分でもあるのですね。ミニトマトとダブルでリコピンパワーが補えます!
冬は蒸し野菜やなべ物、ポトフ、シチューなど、野菜料理も加熱調理が多くなります。生でいただくメニューが一つでもあると野菜や果物からの酵素でも免疫力がUPするので、適宜取り入れてみましょう!