今週のお題「朝ごはん」
作り置きして、「朝ごはん」のおかずの付け合せにもピッタリのレシピをご紹介します。冷え予防や野菜のお話もぜひ読みあわせてくださいね★
昨日の記事で、カラダを冷やす代表的な食材をあげましたが、野菜の場合は加熱したり、他の食材と組み合わせることで、カラダを温めるメニューに変身できます!
例えば、中華炒めや肉詰め料理などに欠かせないピーマンは、年中買えるようになりましたが、本来の旬は夏。生で食べるとカラダを冷やす食材となります。しかし、加熱したり、生姜やにんにくなどと一緒に調理すると冷えへの懸念は減り、冬のビタミン補給野菜として他の栄養成分が活かせるでしょう。
珍しいじゃがいもの一種「デストロイヤー」と共に、アジアン系の炒め物にしてみました。
本日の野菜のお話は「デストロイヤー」です。
じゃがいもの一種で、煮崩れしにくいメークイン系の品種改良で2000年に誕生した品種。正式名は「グラウンド・ペチカ」と言いますが、皮が赤黒く、芽の周りの皮が明るい赤色なので、そのコントラストから仮面のマスクにみたて、「デストロイヤー」と呼ばれるようになりました。
カットすると通常のメークインよりも黄色く、加熱すると甘味が出ます。果肉の栄養価は他のじゃがいもとさほど変わりませんが、皮はポリフェノールが含まれるので、皮ごと調理するといいでしょう。
ビタミンCが含まれますが、加熱するとデンプンがビタミンCを包み込んで守るため、加熱しても損失が少ないと言われています。
また冷え予防成分としてα-リポ酸が含まれています。
デストロイヤーは皮が美しいので、皮ごとフライドポテトにしたり、炒め物に使うと、お料理に彩が備わるでしょう。
デストロイヤーとピーマンのナンプラー炒め
【材料】2人分
- デストロイヤー 2個(普通のじゃがいもでも可)
- ピーマン 2個
- ナンプラー 大さじ1(なければサラダ油で可)
- 酒 大さじ1
- オイスターソース 小さじ1
- すりおろしにんにく 小さじ1
- 塩・コショウ 適量
【作り方】
- デストロイヤーとピーマンは細切りにする。デストロイヤーはカットしたあと、水でよく洗い、ぬめりを取っておく。
- フライパンにナンプラーをしいて、すりおろしにんにくを入れ、軽く炒め、香りが出たら、デストロイヤーとピーマンを入れ、やや強火で、2~3分、手早く炒める。
- 酒、オイスターソースを入れて、蒸し焼きにし、塩・コショウで味を整えてできあがり。
【美養効果】
ナンプラーは、醤油代わりに使われる調味料ですが、いわしの魚油が中心なので、オイル代わりに使ってみました。独特のにおいがありますが、炒め物にするとにおいはさほど気にならなくなります。普通の食材が一味違うアジアン系の炒め物になるので、不思議な調味料ですね。抗酸化成分のセレンや、酵素の働きを活性化し、精神安定作用のあるマグネシウムが含まれます。
一緒に炒めたにんにくには発汗作用など、新陳代謝をよくし、血の巡りをよくしてカラダを温める作用があります。少量でも効果が見込めるので、シンプルなお料理にプラスしてみましょう。