「冷え性対策と野菜の関係」の連載も後半にさしかかり、6タイプの冷え性を順番に解説していっています。6タイプとは、下記の通り!
- 寒くてヨワヨワしい冷え性
いつも寒くて元気がなく、体力もなく、ヨワヨワしい - 寒いのにタプタプする冷え性
いつも寒く感じるのに、お腹はタプタプし、そのお腹も冷たい感じ... - 寒くてイライラする冷え性
いつも寒くてイライラとし、カラダは冷たいのに頭はカッカとしている - 寒くてクヨクヨする冷え性
いつも寒くて気分も晴れず、憂鬱で、些細なことにクヨクヨする - 寒くてカサカサする冷え性
いつも寒くて、心身ともにカサカサと乾いた感じ... - 寒くてダルダルする冷え性
いつも寒くて、ヤル気が出ず、ダルい感じが抜けきらない...
本日は、「4.寒くてクヨクヨする冷え性」について解説していきますね。
寒くてクヨクヨする冷え性
いつも気分が晴れず、クヨクヨと些細なことに悩んでしまい、何も悪いことをしていないのに、胸が重苦しい、なぜか緊張していて、お腹が張る、食欲がない、偏頭痛がよくある…という方は、このタイプの冷え性かもしれません。
気の流れが悪いのと同時に、血流もよくないので、リンパや神経へも影響が及び、頭痛持ちに。そして頭が痛いと、司令塔である脳も元気がないので、クヨクヨと心も沈んでしまっているのでしょう。
足が冷たく、肌荒れ、爪が割れる、月経痛や月経不順もあるのではないでしょうか?
生活習慣としては、湯船につかることはもちろんですが、特に下半身や背中、足を温め、靴下やレッグウォーマー、アウターに響かない薄手の腹巻などを活用して、外側からもカラダを温めましょう。温かいものに触れると、それだけで心が穏やかになるものです。仕事中も、ホッと一息つける、温かい飲み物なので、ほっこりできる機会も増やしてみてください。
そして次は、気になる食習慣についてです。
甘いものは、その時はいいかもしれませんが、糖分の摂取で血糖値が急に上がって、そして急降下する作用もあるので、その時に急速にカラダが冷えたり、神経が緊張状態に陥り、不安感をあおる場合があります。
このタイプの冷え性の方は、クヨクヨで悩んでいると思いますので、ご自分に、スイーツ好きの傾向がないかチェックしてみてください。迷信とかではなく、スイーツを辞めただけで、不安感が緩和されたという、精神療法もあるぐらいですから、実行してみる価値はあるでしょう。
健康な状態の方が、スパイスたっぷりの辛いものを食べるのはいいですが、香辛料の多くは、即効性の発汗作用があるので、すぐに汗ばむほどカラダが温まりますが、その後、急速にカラダを冷やす作用もあります。夏場はいいですが、冬はそのままカラダを冷やすことになるので、特に、このタイプの冷え性の方は、香辛料も減らしてみましょう。
唐辛子、わさび、マスタード、激辛カレーなどが対象です。生姜やネギ類はじんわり温め作用が働くので、取り入れても大丈夫でしょう。
取り入れたい野菜や他の食材としては、次の通りです!
- 血行をよくするザクロ、くず。
美容系ドリンクで話題のザクロジュースや、くず粉をお湯で割ったくず湯、そして、ごまとくずで作られた「ごま豆腐」などがオススメです。 - セロリ、セリ、にんじんなどセリ科の野菜
血行をよくします。にんじんならβ-カロテンなど、抗酸化成分も摂取できます。 - れんこん、ごぼう、じゃがいも、さつまいもなどの根野菜
土の中で育った野菜は、カラダを温める作用が期待できます。 - 海老、すっぽん、うなぎなど精をつけるもので心身共にパワーアップ!
高価な食材はさておき、日常に取り入れやすい、上記にあげた野菜と、食習慣や生活習慣の改善で、心のクヨクヨを和らげると、冷え予防にもつながっていくでしょう。