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感染症対策と野菜の関係11~虫歯・歯周病を予防する食品

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虫歯の原因は、甘いものの食べ過ぎ、と思っている方も多いでしょう。それも1つかもしれません。しかし虫歯も感染症の1種で、原因菌は「ミュータンス菌」というものです。

虫歯も歯周病も感染症の1つです

この菌は、食べかすを分解して作った歯垢(プラーク)の中で増殖して酸を作りだし、歯の表面を溶かしてしまうのです。これが虫歯の始まりと考えられています。

新生児の口の中には、ミュータンス菌は存在しないのですが、大人から口移しで食べ物をもらったり、同じお箸やスプーンを使うことによって、唾液から感染します。口の中にまだ、常在菌が少ない1~3歳くらいまでが感染しやすい時期と言われています。また、一度感染すると、完全に除去することはできないようです。

歯周病も感染症の1つで、ポルフィロモナス・ジンジバリスという細菌によって起こります。その細菌は、30~40種類にも及ぶと考えられています。

歯にできた歯垢は、日がたつにつれて、やがて硬くなり、歯石となります。そこに棲みついた多くの細菌が、歯の内側に継続的に炎症を起こすのです。

虫歯と歯周病の症状と対応

虫歯は、初期の状態では、冷たいものや甘いものを食べるとしみます。さらに進んでくると、熱いものを食べてもしみ、常に痛みが続くようになります。重症化してしまうと、神経が死んでしまい、痛み自体もなくなってしまいますが、細菌が増殖してきて、今度は膿んできます。膿むとまた痛くなりはじめます。

歯周病は、歯肉が腫れてきて、出血しやすくなります。歯肉が下がってきて、歯がしみたり、痛んだり、ぐらついてきます。また歯が抜けてしまうこともあります。

虫歯は、ごく初期の場合は、歯みがきの徹底で、治ることがありますが、虫歯も歯周病も、進行してしまうと、治療に手間がかかり、痛い思いもするので、早期治療が大切です。歯科医で定期的に検診を受けて、歯をチェックしていただきましょう。

 

虫歯・歯周病の原因になりにくい栄養成分・食品

キシリトールをはじめ、糖アルコールと呼ばれる機能性成分が虫歯・歯周病の予防になると注目されています。

  • キシリトール
    ガムやキャンディに使用されているキシリトールは、とうもろこしや白樺に含まれるキシロースという糖質が利用されています。他に、いちごなどのベリー類、とうもろこし、ほうれん草、きのこ類にも含まれています。
  • ソルビトール
    ブドウ糖からつくられる糖アルコールで、山いちごの1種ナナカマドの果実から発見されました。りんご、梨、プルーン、海藻類にも含まれています。
  • エリスリトール
    ブドウ糖を発酵させてつくられる糖アルコールで、糖質なのに、0カロリーです。ワイン醸造に使われた後のぶどうから抽出できます。またラカントでお馴染みの甘味料もエリスリトールに近い糖類です。

 大根や、蕪などの消化酵素アミラーゼや、唾液にも歯の汚れを落とす作用があります。

  • アミラーゼ
    唾液中にも含まれる消化酵素ですが、大根、蕪、白米を粥状にしたお粥や雑炊などにも含まれます。口の中をキレイにして虫歯を予防する作用があります。
    また大根や蕪には殺菌・解毒作用のある他の消化酵素も含まれるので、口の中をキレイに保ってくれるでしょう。

食事の際、よく噛んで食べることによっても唾液が分泌されるので、ゆっくりと噛んで食事することも、虫歯や歯周病予防になるかもしれません! 歯みがきの他に歯間ブラシやうがいなど、口の中を清潔にすることで、防げるでしょう。