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花粉症対策と野菜の関係01~花粉症の原因は日頃の食生活が原因!?

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今年も、いよいよ花粉症シーズンが到来しましたね! 私も病気がちなころは、免疫力がなかったのか、花粉症に悩まされていました。しかし野菜を多く取り入れ、なるべく手作りで、添加物の少ない調味料を使った食事に変えたところ、ここ10数年は反応しなくなりました。

紐解いていくと、やはり野菜をはじめ、果物、ハーブ、雑穀など、自然界の植物には食養生となる栄養成分や機能性成分の宝庫! 入手が難しいわけではなく、スーパーに行けば買えるので、使わない手はありませんね。

さて、準追ってお話ししていきますが、ご自身の免疫力をUPするには、やはり食生活を改善するしかありません。そうすると、花粉症も免疫細胞が撃退してくれ、鼻や目、喉の粘膜も丈夫になり、花粉に反応しなくなるでしょう。

本日は、第1回なので、花粉症のメカニズムや免疫など、少々難しいお話となります。第2回からは具体的にどんなものを食べればいいのかご紹介していきますね。

花粉症は治らない!?

花粉症は、アレルギー反応なので、完璧に治ることはないようです。しかし、症状を軽減することはできます。

ヒトのカラダには、本来、細菌やウイルスなどの異物が入らないように、免疫機能が備わっています。例えば、細菌が体内に浸入してくると、カラダはそれを「異物」と察知して、鼻水や、くしゃみ、炎症を起こすなどして体外に排出しようとしています。鼻水やくしゃみ、咳などはつらい症状ですが、菌を体外へ出す行為でもあるのですね。

そして一度、体内に浸入してきた異物(病気などのウイルスや細菌)の情報は、免疫に記憶され「抗体」をつくるのです。この抗体を、抵抗力とか免疫力などという場合もありますが、子どもの頃にかかった「おたふく風邪」は抗体が記憶しているので、一度かかると、二度とかからない、といった現象が起きるのです。

免疫システムが狂うと花粉症になりやすい

しかし花粉は細菌やウイルスではないので、抗体が記憶していても、繰り返し反応してしまいます。けれども、鼻水やくしゃみが出るのは、カラダが体内に入ってきた花粉を体外へ排出する行為です。目がしょぼしょぼして涙が出てくるのも、同じことです。

免疫システムは、抗体で記憶している作用が、花粉に対しては効き目がないので、繰り返し、鼻水やくしゃみ、涙などを流すなどして体外へ排出する努力を繰り返しますが、攻撃を繰り返しているうちに、過剰反応を起こして、「アレルギー症状」を起こしているのです。

免疫システムに備わっている異物の撃退行為が効かないことを一般にアレルギーと呼ぶようです。スギ花粉に反応する人、桜や菜の花の花粉にも反応してしまう人、また春先は大丈夫なのに、秋口のブタクサや稲穂類の花粉に反応する人もいます。そして全く、アレルギー反応の出ない人も!

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症状改善のカギは日頃の食生活にアリ!?

花粉に対して過剰な免疫反応が生じる原因は、体内の免疫バランスが崩れているからです。花粉に反応しない人は免疫バランスがいいということになります。

免疫とは、生まれながらに備わっている「自然免疫」と、後天的に備わっていく「獲得免疫」の2つに大別されています。獲得免疫は、自然免疫の攻撃をかわして、さらに体内に浸入してきた外敵(花粉、細菌、ウイルス)に対して、集中攻撃をしてくれる戦闘部隊なのです。この2つの免疫システムのバランスがとれていれば、花粉症をはじめ、風邪などにもかかりにくくなります。

しかし、花粉症は、自然免疫の攻撃を軽くかわして体内に浸入し、獲得免疫の活躍がキーとなります。しかし獲得免疫だけは攻撃が追い付かなくなり、人によっては花粉症の症状がひどくなっているのです。

獲得免疫は後天的なものなので、生まれながらに備わっている自然免疫力を日頃の食生活で鍛えておかなければ、花粉症の改善はよくならないようです。薬は一時的に症状を抑えるものです。また花粉は細菌やウイルスではないので、抗生物質を飲んでも効き目は薄いでしょう。

自然免疫は本来強いものですが、毎日の食生活でファストフードや、スナック菓子が中心、毎日飲酒やタバコ、といった生活では、自然免疫が弱くなっても仕方がありません。

尚、免疫力について詳しくお知りになりたい方は、2016年12月号の連載『免疫力と野菜の関係』をご覧ください! 

⇒ http://www.vege-bible.net/archive/category/免疫力UP"

花粉症をひどくしている食生活とは?

また、ご自分で料理をしていても、せっかくの野菜料理を、化学調味料や添加物だらけの調味料で作っていないでしょうか? 餃子のもと、麻婆豆腐のもと、カレールー、シチューのルーなどが代表的です。少々手間でも醤油、みりん、酒、香辛料、ハーブなどを駆使しましょう。これらの昔からある調味料や香辛料類で美味しい中華もカレーも、和食も作れるはずです。

便利なアイテムでも無添加のブイヨンや鶏ガラスープのもとなどは、予め、アレルギー物質となる食品を除いて加工してあるので、パッケージをよく見て選んでみましょう。最近ではインスタント食品もアレルギー物質を除いているものや、パッケージ容器に工夫をこらして、食品に保存料を入れていない商品も登場しています。

 

本日は、花粉症の原因を主にご紹介しましたが、これから順を追って、花粉症のメカニズム、改善アイテムなどをご紹介していきますね。

まずは、生活習慣を見直して、なるべく野菜をたっぷりと使ったお料理を食べることからはじめてみましょう。