花粉症の時は、アレルギーを引き起こすヒスタミンを抑えるために、スイーツは控えた方が賢明なのですが、やはりスイーツ好きの人は食べたいですよね。
そこで、生クリームではなく、粘膜の修復に役立つカッテージチーズを使い、カラダをアルカリ性にしてくれるキウイフルーツを使って、米粉クレープのデザートをつくってみました。ミントをあしらえば、メントールで鼻の通りをよくしてくれるでしょう。
本日の野菜(果物)のお話は「キウイフルーツ」です。
キウイフルーツはビタミンCの含有量が高く、レモンの約4倍も多いのです。1日にキウイフルーツを2個食べると、1日のビタミンC量が補えます。花粉症だけでなく、風邪やウイルスからの抵抗力を高める作用があるので、免疫力UPにもつながるでしょう。
またキウイフルーツはカラダをアルカリ性にする食品としても注目!「カラダをアルカリ性にする」とは、食品に含まれるミネラルで判定されることが多いですが、カリウムの多い野菜や果物に多く含まれます。キウイフルーツはカリウムの含有量が果物の中でもトップクラスです。カラダは酸化が進むと、老化が進み、中性脂肪が増え、その結果、中性脂肪からヒスタミンなどが放出されて花粉症がひどくなります。アルカリ性食品はその酸化を抑える働きもあるので、バランスよく補っておきましょう。
キウイフルーツとカッテージチーズの米粉クレープ
【材料】クレープ4枚分
- キウイフルーツ 2個
- カッテージチーズ 200gほど
*砂糖(ラカント/てんさい糖) 大さじ1~2 - ミントの葉 適量
- オリーブオイル 適量
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[米粉クレープ生地] - 米粉 75g
- 片栗粉 30g
- 砂糖(ラカント/てんさい糖) 大さじ1
- 豆乳 150cc
【作り方】
- [米粉クレープ生地]の材料をボウルに入れてダマがなくなるまでよく混ぜ合わせておく。
- フライパンをよく熱し、オリーブオイルをしいて、クレープ生地を両面、焦げないように焼く。4枚分焼いておく。
- カッテージチーズは甘めがお好みの方は、砂糖(ラカント/てんさい糖)を入れてよく混ぜ合わせておく。キウイフルーツは1個分は薄く輪切りにしておく。もう1個は5mm程度のサイコロ型にカットしておく。
- 焼きあがったクレープの粗熱がとれたら、カッテージチーズをカレースプーン1杯分ぐらい、クレープ生地の中央に置き、キウイフルーツ輪切りを1枚ずつ置く。その上にカッテージチーズをさらに加えたら、クレープをたたみ、折り目が下になるよう、お皿に乗せる。
- その上にカッテージチーズを少量だけ飾り、サイコロ型にカットしたキウイフルーツとミントを飾る。輪切りのキウイフルーツも添えて出来上がり。
【美養効果】
キウイフルーツがアルカリ性食品なのは、先述の通りです。しかしアルカリ性食品だけを食べていたら、体内のpHバランスが崩れるので、酸性の食品(主にタンパク質食品や炭水化物)も摂る必要があります。
このレシピの場合、カッテージチーズや米粉クレープが酸性食品となるので、アルカリ性と酸性のバランスがとれる、スイーツとしてお役立てくださいね。
カッテージチーズはタンパク質食品で、キウイフルーツに含まれるビタミンCと一緒に摂ると、鼻をはじめ、体内の粘膜を丈夫にしたり、コラーゲン生成に役立ちます。花粉症の症状がひどい人は、鼻や目の周りの肌が荒れてしまうので、皮膚組織にあるコラーゲンの生成も促しておきたいですよね。
カッテージチーズに甘味をプラスする場合は、なるべく通常の白糖ではなく、ラカントやてんさい糖などにしましょう。ラカントは糖質ゼロ、てんさい糖は腸内環境をよくするオリゴ糖が補えます。
クレープ生地を米粉にしたのは、小麦粉に含まれるグルテンも、人によっては腸内環境を悪くしてしまうからです。花粉症の症状が出ている時に腸内環境が悪くなると改善には向かわない懸念があるので、なるべく原因物質となりそうなものは控えておくといいでしょう。
本日放送のNHK「あさイチ」でもキウイフルーツの特集があるようですね。番組の内容とは違いますが、花粉症対策にもキウイフルーツは役立つ果物なので、レシピと共に予防や改善に摂り入れてみてください。