花粉症も冷えは大敵!ということで、昨日の記事「【6】体温を上げる食べ物とは?」で体温を上げる野菜などをご紹介しましたが、本日はレシピ編。優しい味わいのにんじんと白ねぎを使った豆乳ポタージュをご紹介します。昨日の記事の中で、白ネギは”硫化アリル・アリシン”と”白い野菜”の両方であがっていましたが、それだけカラダを温め、花粉症改善にも役立つということですね。
本日の野菜のお話は「白ねぎ」です。
白ねぎの独特の香り成分は、硫化アリルとアリシンでどちらも発汗作用など体温を上げてくれる作用があります。同時に殺菌や免疫力UPの作用も期待できます。生で食べると辛味が強いですが、加熱すると甘くなりオリゴ糖などが補え、腸内のデトックスにもいいでしょう。硫化アリルとアリシンは、ねぎの白い部分に多く含まれます。青い部分は緑が濃く緑黄色野菜になるので、β-カロテンやビタミンCが多く含まれます。白い部分と青い分、一緒に使うとお互いに足りない成分を補いあいます。
にんじん×白ねぎの豆乳ポタージュ
【材料】2人分
- にんじん 200g(中1本)
- 白ねぎ 100g
- にんにく 1カケ
- 生姜 1カケ
- 塩 小さじ1/4弱
- ブラックペッパー 適量
- 水 200cc
- 豆乳 200cc
- オリーブオイル 小さじ2
- パセリ/イタリアンパセリなど 適量
【作り方】
- にんじんと白ネギは乱切りにする。にんにくと生姜も一緒にスチームケースに入れ、500Wの電子レンジで4分加熱する。(耐熱皿にラップでも可)
- 取り出して、粗熱が取れたらフードプロセッサーかブレンダーでペースト状になるまで撹拌する。
- 鍋に2の野菜ペーストと水、塩、コショウを入れて、中火で5分ほど煮込む。
- 煮立ったら豆乳を入れ、沸騰直前まで煮込んだら、仕上げにオリーブオイルをまわしかけて出来上がり。パセリなどお好きなハーブを添えてお召し上がりください。
【美養効果】
豆乳も、昨日の記事の「白い野菜など」の欄に入れていた食材の1つですが、大豆イソフラボンやその他のポリフェノール類が多く含まれ、カラダを温めます。粘膜細胞の基礎を造る、タンパク質食品でもありますね。豆乳はストレートで飲むと、独特のクセがあって苦手な方も多いですが、ポタージュスープなどで使うと、優しくまろやかな風味になります。また牛乳の脂肪分を控えている方にもオススメですね。
にんじんは、β-カロテンが豊富で、粘膜細胞を健康に保つ他、血流も良くするビタミンEも含まれるので、冷え改善にいいでしょう。仕上げにプラスしたオリーブオイルからもビタミンEやオレイン酸など血流改善に役立つ成分が摂れます。
このポタージュスープはブイヨンなどを入れていませんが、生姜とにんにくを一緒に入ることで、野菜ブイヨンを入れたように、味に深みが出るので、お料理のベースにオススメの組み合わせです。
味付けも全て、野菜や植物の恵みでできた優しいあじわいのポタージュで、カラダを温め、低体温を予防しておきましょう。冷えが改善されると花粉症の症状も和らぐかもしれません!