食事と食事の間の空腹時間をしっかりと確保することがダイエットに良い、という説もありますが、一方で、ちょこちょこと少量ずつ食べて、栄養補給する方が良い、という説もありますね。
私個人としては『空腹ホルモン』の働きを大事にしたいので、夕食を食べてから、翌朝の朝食までの空腹時間は12時間以上あける方がダイエット効果が高いのではないか?と感じています。
アメリカで人気の『ヘルシースナッキング』という健康法は、ちょこちょこと少量ずつ栄養補給をして食事回数を増やすというもの。夜におやつを食べましょう、というわけではないので、3度の食事量を全体的に減らして、日中の間食に栄養成分を補えるおやつを食べる分には、ありかな、と考えています。
実際、1日の食事回数が多い人は、健康的でやせている、というデータもあります。極端な空腹を感じず、ドカ食いが防げているからだそうです。
これを単純に、「間食は健康に良い」とくれぐれも勘違いしないことが大切です。
幼児期や学童期のお子さんは、国のガイドラインでも3度の食事と間食2回となっています。成長期でもあるので、ママたちは、単にお子さんの好きなお菓子をあげているのではなく、かなり栄養の偏りに気を配りながら与えているはずです。
大人も同じように、栄養や健康を意識しながらおやつを吟味すれば、おやつからも美養や健康に良い成分を摂取できるでしょう。
家にいる時は、手作りのものや、間食に果物やスティック野菜を食べることもできますが、オフィスや出先では難しいですね。そこで、市販の健康おやつでコンビニやスーパーでも買えるものをチョイスしてみました!
子どもの頃から食べている懐かしのビスコ。グリコの社名は実は栄養成分の「グリコーゲン」から来ていることをご存知でしたか? 昭和初期に、子どもたちにグリコーゲンの入った健康おやつを食べさせたい!と登場したのがビスコです。グリコーゲンは糖質の1種で牡蠣に多く含まれます。ビスコは乳酸菌入りのお菓子としても有名ですね。ビスコの乳酸菌は、体内に入ると腸に届くよう工夫されています。健康に良い栄養成分も詰まっていますが、小麦粉主体ですし、やはり食べ過ぎは厳禁!1日に1袋(5枚)と決めて取り入れてみましょう。1袋のみ買いたい場合は、コンビニのバラ売りコーナーで1袋30円ほどで買えます。
アメリカのトレンドをいち早く商品名にしている森永製菓のヘルシースナッキングシリーズ!1袋、全部食べちゃった!?としてもカロリーは145kcalなので、罪悪感はありません。アーモンドチョコが美味しく、おまけにドライ黒豆が入っていて、サクサクと香ばしいのです。
和菓子好きの方には、甘納豆もありますね。私も”あんこ”は大好きですが、和菓子になっているあんこは、小豆とほぼ同量の砂糖が使われているので、小豆の食物繊維やポリフェノールはカラダにいいのだけれど…砂糖が多すぎると気になっていたので嬉しい市販品です。
野菜をそのまんま揚げている野菜チップス。野菜補給とはいえ、揚げ物なので、食べ過ぎは厳禁ですが、完食してもちょうどいいサイズですね。さつまいもやカボチャは油分と一緒に摂った方が、β-カロテンなどの吸収が良く、腹持ちもするので、夕食の食べ過ぎ予防にもなるでしょう。
どれも1食当たりのお値段は200円以内です。
いくらヘルシースナッキングがトレンド!?と言っても、夕食後の間食は、上記のおやつでもなるべく控えた方が賢明だと思います。昼間の間食にはぜひ利用したいものですね。