4月に入って、1週間。桜も満開になり、気温も日に日に上がってきて春らしい陽気になってきましたね。
そこで、気になるのが、紫外線ですね。4月は1年で最も紫外線が強い季節だという説もあり、美白に余念のない女性は、もう日焼け対策を始めていることでしょう。
日焼け止めやコンシーラーも重要なアイテムですが、肌状態は体内の状態で決まるので、体内からコンシーラー的存在である「カタラーゼ」という成分が分泌されやすくなる食事法をご紹介いたします。
日焼けやシミ・そばかすはどうしてできるのでしょう?
体内に活性酸素が大量に発生していると、紫外線をあびることによって、メラノサイトを刺激して、日焼けが起こり、ひどくなるとシミやそばかすという現象を起こして、肌の表面に現れます。
日焼けはお肌のターンオーバーの繰り返しで、やがて薄くなっていきますが、肌の奥にあるメラニン色素が浮き出て、忘れた頃にシミやそばかすとなって浮上します。
この時に体内に「カタラーゼ」という酵素が十分に分泌されていると色ムラのキレイな肌質を守れるかもしれません。
天然コンシーラー「カタラーゼ」
カタラーゼは唾液に含まれる消化酵素アミラーゼと共に、唾液中に分泌されますが、これを作り出すために鉄分とタンパク質が必要です。鉄分をとっても身体に吸収されていなければこのカタラーゼは分泌されないので、お肉や魚、卵などからヘム鉄を、吸収されやすいように、ビタミンCやKの入っている野菜や果物を摂取しておく必要もあります。ビタミンKは納豆に多く含まれていますね。
「カタラーゼ」が分泌されやすくなる食材
第一に、タンパク質と鉄分を必ず摂取しておきましょう!そして鉄分が吸収されやすくなるビタミンCとKを摂っておくことです。
- タンパク質+鉄分(ヘム鉄)
赤身肉や赤身魚(マグロ、カツオなど)を食べれば、タンパク質と鉄分はセットでついてきまね。赤身肉(魚)ほど鉄分が多くはありませんが、鶏肉や卵、他の魚介類からも鉄分が摂取できます。これらはタンパク質食品でもあります。 - 非ヘム鉄+ビタミンC+ビタミンK
ほうれん草、明日葉、ニラ、クレソン、バジル、パセリ、三つ葉、ツルムラサキ、ブロッコリー、モロヘイヤ
納豆を食べる時はビタミンCが含まれる野菜類をプラスするといいでしょう。
「カタラーゼ」が分泌されやすくなるメニュー例3つ
- 赤身肉のステーキと緑黄色野菜のサラダ
- 魚介類(浅蜊、牡蠣、ホタテなど)のブイヤーベース煮込みにバジル、パセリ、クレソンなどの生ハーブをたくさん入れてレモン果汁も一緒に
- オムレツにベーコンやウィンナー ほうれん草など緑の濃い野菜のバターソテー
カロリーが高そう!と思って控えている「ありがちなメニュー」に思わぬ美白が効果があるとは驚きですよね。お肉や魚、卵と一緒に野菜や果物を食べておくだけで、体の中から、日焼けやシミを気にしない体質になれるかもしれません。