顔を洗ったり、自分で角栓を取ったりと、努力しているわりに消えないのが毛穴の黒ずみですね。またそれが間違った努力かもしれませんね。
黒ずみは体の中から分泌される皮脂や老廃物などが原因なので、根本から原因を絶たないと、いくら外側から黒ずみを取る努力をしても、いたちごっこでしょう。
肌表面に現れる毛穴の黒ずみの正体とは?
毛穴の黒ずみが目立つのは、肌のターンオーバーのサイクルが乱れていて、細胞の分裂が上手く行っていないからです。そのため、毛穴の締りが悪く、毛穴に皮脂や角栓がつまり、それが黒ずみとなって肌の表面に現れているのです。また鼻の皮膚は固いのでそういう状態が起こりやすいようです。鼻の表面が、いちごの粒々のような状態なる、いわゆる「いちご鼻」ですね。メイクである程度、隠すことはできますが、これから温かく、そして暑い季節になると、化粧崩れで目立つので、改善しておきましょう。
何の栄養成分が足りていないのか?
肌のターンオーバーのサイクルが乱れて、「いちご鼻」になりやすいのも、一種の栄養不足です。どんな栄養成分が足りてないのでしょうか?
過剰に皮脂が分泌されていると、余計なものを食べ過ぎているのでは…と考えがちですね。それも一理ありますが、肌のトラブルは栄養不足が原因であることが多いのです。
毛穴の黒ずみの場合、まず、肌の材料であるタンパク質が不足していることが考えられます。タンパク質が不足すると肌の表面がスカスカになり、毛穴が締まらないのです。
そしてターンオーバーを正常化するには肌の細胞の分化と分裂が必要です。それには、ビタミンAと亜鉛が必要となってきます。
この3つの栄養素が揃うと、黒ずみが出にくくなると考えられています。
「いちご鼻」とサヨナラできる?黒ずみをストップできる食べ物
- タンパク質…皮膚そのものの材料になります。
肉類、魚介類、豆製品、乳製品、卵 - ビタミンA…ターンオーバーを促し、皮膚の再生を促します。
豚肉の赤身、鶏レバー、ウナギ、タラ、ニンジン、マンゴー、緑黄色野菜 - 亜鉛…肌細胞の分化と分裂を起きやすくし、ターンオーバーの正常化を手伝う
牡蠣、あさり、牛肉の赤身、ラム、豚レバー、するめ
この3つが揃うような食事を心がけてみましょう。タンパク質やビタミンAは取りやすいかもしれませんが、「亜鉛」は特に意識しましょう。牡蠣の季節は、もう終わりですが、あさりなら取り入れやすいですね。
あさりは、東京深川のご当地グルメである「深川飯」に代表されるように、あさりの「せいろ蒸しご飯」「あさりの釜飯」そして、あさりの味噌汁をご飯にかけたものまでいろいろな楽しみ方がありますね。ご家庭でも、あさりの炊き込みご飯や雑炊、あさりの酒蒸しなどで楽しんでみましょう。
洋食なら、ボンゴレパスタ、クラムチャウダーなどがあさりの代表料理です。
これらのあさり料理に、たっぷりの緑黄色野菜のサラダなどをプラスするといいでしょう。
表面に出てしまった黒ずみは洗顔やパックなどでしか、改善できないかもしれませんが、原因の根本はカラダの中です。
黒ずみ知らずのスベスベ肌のためにも、「いちご鼻」にサヨナラできる、足りない栄養成分を補っておきましょう。