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女性の6大不調とは?Vol.1「肩こり」に効く食べ物

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女性が不調だと感じる要因は6つあると考えられています。

  1. 肩こり
  2. 首こり
  3. 目の疲れ
  4. 腰痛
  5. むくみ
  6. 便秘

どれも思い当たるのではないでしょうか?女性に限ったわけではなく男性でもこれらの悩みは増えていることでしょう。

本日は、「肩こり」についてその発生機序と予防や改善となる食べ物や栄養成分をご紹介したいと思います。

「肩こり」はなぜ起こる?

 肩こりは、肩から首の周辺の筋肉が緊張して硬くなり、重苦しく感じる状態をさします。原因も人によってさまざまで、長時間にわたる同じ姿勢(座り仕事、立ち仕事)、太りすぎ、なで肩などの体型の問題や、生活習慣、老化、ストレスなどです。

デスクワークや立ち仕事など、ほぼ同じ姿勢で長時間過ごすと、筋肉が硬直して肩こりを起こす要因となります。特にパソコンやスマートフォンの画面を見ている時に、背中を丸め、首をひょっこりと前に出すような体制になっている人が多く、その状態を長時間キープしてしまうと、首や頭蓋骨が、本来の正しい位置とはズレた状態が長く続くため、血流が悪くなり、そしてカラダも非常に疲れ、肩こりを起こします。一見、楽な姿勢?のようですが、カラダに非常に負担をかけているので、背筋をピン!と伸ばして、首は前に突き出さないようにしましょう。

スイーツなど糖質の摂りすぎも「肩こり」の原因に?

スイーツが大好きな甘党の方に、肩こりが意外と多いのには理由があります。一見、関係なさそうですが、スイーツやパンなどを食べ過ぎると、糖質過多となり、余剰分の糖質から乳酸などの疲労物質が産生され、肩こりの原因になってしまうのです。

程度の糖分補給は、ブドウ糖が脳の栄養の一つとなるので、有効に活用されますが、毎日食べすぎるのは肩こりだけでなく、カラダのあらゆる部分に悪影響が出てくるので注意しましょう。

「肩こり」を軽減・予防する食べ物

肩こりは、同じ姿勢で血液循環が悪くなることも原因の1つなので、同じ姿勢が続くデスクワークなどで、適宜、手足を動かしたり、軽く伸びをしたり、席を立つ機会を増やして少しでもカラダを動かす工夫をしましょう。

そして、栄養面では、ビタミンB1はクエン酸の補給が有効と言えそうです。

ビタミンB1は、体内で糖質をエネルギーに変換する作用があるので、特に甘党の方には必須です。

クエン酸は、同じ姿勢で硬直した筋肉疲労を緩和させる働きが望めます。

血流をよくするには、ビタミンEがいいでしょう。

そして、悪い姿勢は骨の健康にも害を与えてしまうので、カルシウム補給も大切です。

  • ビタミンB1
    豚肉類(ソーセージ、ベーコン、ハムなどを含む)、玄米、蕎麦、ごぼう、きのこ類など
  • クエン酸
    柑橘系の果物全般(レモン、オレンジ、グレープフルーツ、みかんなど)、ビネガー類、梅
  • ビタミンE
    緑黄色野菜全般、黄色い果物(マンゴー、パパイヤ、びわ、柿など)
    ビタミンEの中でも卵黄、大豆、ナッツ類に含まれるトコフェロール類も摂取しておきましょう。
  • カルシウム
    小魚、乳製品、大豆製品、魚介類、小松菜、ほうれん草、モロヘイヤなど

 緑黄色野菜の中でも小松菜やほうれん草、モロヘイヤならビタミンEとカルシウム、それにβ-カロテンやビタミンCまで一緒に摂れるので、豚肉料理(ハム、ベーコン、ソーセージなどを含む)と共にいただいて、肩こりの軽減や予防食として役立てたいですね。食べ物は、薬ではないので、即効性はないかもしれませんが、姿勢を正して、肩こりを軽減すると考えられている栄養成分を毎日の食事の中から摂取しておきましょう。