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強い心臓にするには唐辛子摂取が有効!?日本人の死因第2位の心疾患予防

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働き盛りの20~40代の人たちの間では「心疾患」と言われても、高齢者の病気のイメージが強く、まだ自分とは無縁?と感じている人も少なくないでしょう。

しかし、若い頃の偏った食事が原因で、30代後半から、そして40代に入ると心筋梗塞や、虚血性心疾患など心臓にまつわる病気の可能性が高くなってきます。そして連日のようにニュースになっている過重労働でストレスがピークに達して突然死、というケースも見られます。多くは脳や心臓が原因していると考えられています。

また、スイーツや揚げ物、炭水化物が大好き!という方も注意が必要です。

4月19日(2017年)放送のNHK『ためしてガッテン』でも心臓の特集が放送されていましたね。平成27年の厚生労働省『人口動態統計月報年計』でも日本人の死因は1位:悪性新生物(がん)、2位:心疾患(心筋梗塞などを含む)、3位:肺炎、4位:脳血管疾患(脳梗塞などを含む)と心臓が原因の死因は全体の15.2%を占めているのです。

さて、冒頭から重苦しいお話となりましたが、心臓を強くする予防食などをご紹介していきましょう。

NHK『ためしてガッテン』では、心臓を強くするトレーニング方法などが紹介されていたので、適宜、取り入れるといいですね。

食事面では、最新のアメリカの研究発表で、なんと「唐辛子」を食べる習慣が心臓病にかかるリスクを減らす、ということがわかりました。

アメリカの健康栄養調査の解析で、18歳以上の男女約1万6000人を対象に、唐辛子を食べる習慣があるかどうかを尋ね、最長23年にも及ぶ追跡調査をした結果、唐辛子を摂取していた人の死亡率は21.6%、摂取しない人は33.6%。唐辛子摂取で死亡率13%も低減することがわかったのです! 統計はまだ不十分ということですが、今のところ、心臓病や脳卒中が原因の死亡が減っているそうです。

この研究では、唐辛子の主成分のカプサイシンに脂肪燃焼作用があることから、肥満を防ぎ、血流をよくし、心血管の詰りを防いで、腸内環境も良くしているのでは、と考えれています。

※参考:The Association of Hot Red Chili Pepper Consumption and Mortality: A Large Population-Based Cohort Study

 この調査がそのまま日本人にあてはまるわけではありませんし、唐辛子は植物なので、即効性はないでしょう。しかし毎日の食生活は長い目で見ると、健康や美養にいい影響も悪い影響も与えるものなので、「いい」と言われていることは、取り入れる価値はあるでしょう。

唐辛子を日頃の食事に取り入れる方法

辛いものが好きな方は、唐辛子の摂取量が多いでしょう。香辛料なので、大量に食べることはありませんが、カプサイシンの作用は、少量でも効果が期待できるので、できるところからはじめてみましょう。そして辛い物好きではなくても、意外と唐辛子を使うシーンは多いです。

  • 蕎麦、うどんに七味唐辛子をかける
  • 金平ごぼう(唐辛子が入っていることが多い)
  • 麻婆豆腐・麻婆茄子(一味唐辛子が入っている)
  • ペペロンチーノ
  • カレーライス(香辛料の1種として入っています)
  • 韓国料理全般

また、唐辛子のカプサイシンと似たような働きが期待できる香辛料もあります。わさびやマスタードなどです。日本人ならわさびはお寿司やお造り、海鮮丼には必需品ですね。マスタードもホットドックやサンドイッチ、おでんの時によく使用します。

唐辛子といえば、キムチなどを想像しがちですが、苦手な方もわりと多いので、馴染のあるメニューで取り入れてみましょう。

そして野菜の副菜も忘れずに一緒に摂取して、強い心臓を目指してみましょう。