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密かにブーム!「1975年スタイル食」をお持ち帰りの惣菜で実現

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「1975年スタイル食」は2014年に東北大学が発表したある動物実験の結果から、最も栄養バランスが良く、ダイエットや病気予防などの面でも、一番優れていると判明した食事内容です。

その後、TVや健康雑誌などで特集も組まれるようになり、栄養系の書籍でも記述が定着するようになりましたね。当時はただのブームで終わるかのように思えましたが、やはり本当にいい説は残るものです。

「1975年スタイル食」は「国民栄養調査」をもとに、1960年~2005年まで、15年おきの年代別に、日本家庭の食事メニューを再現して粉末化し、マウスに8ヶ月間、食べさせた実験結果です。その後、脂質、糖質代謝、内臓脂肪、体重の変化などを調べた結果、1975年の和食スタイルの食事が一番、内臓脂肪がつきにくいと判明したのです。

「1975年スタイル食」の食事内容とは?

この頃の食事はまだ洋食よりも和食メインではありましたが、1960年代の質素な和食ではなく、一汁三菜を基調として品数も多くなり、「肉じゃが」や「筑前煮」「豚の生姜焼き」など、和食にお肉などの洋食材が加わり出した時代でした。

魚料理のレパートリーも増え、1960年代の食事と比べると、脂質とタンパク質の摂取量が2倍になりました。また過去50年間では野菜の摂取量も一番高かったのが1975年です。

1975年は、今よりも専業主婦率も高く、コンビニもまだ普及しておらず、そして外食する機会も少なかったので、家で手づくりのものを食べるのがほぼ当たり前の時代でした。

しかし忙しい現代では、品数の多い食事を毎回、手づくりで準備するのは大変なことでしょう。

「一汁三菜」とは、ご飯とみそ汁、メインとなるお肉か魚料理1品に、野菜や豆類の小鉢が2品つくことを言います。

その内容を参考に、コンビニやデパ地下デリ、スーパーでのお持ち帰り惣菜で実現させてみましょう。

忙しい現代の「1975年スタイル食」、惣菜の選び方

ご飯ぐらいは家で炊いておきたいものですが、それも難しいという人が増えているのも現状です。それらも踏まえて、ご紹介します。

  • ご飯系…白いご飯も1膳分がパック詰めで売られています。またレトルトパウチのご飯も、適宜ストックして取り入れてみましょう。
  • 味噌汁…レンジで加熱タイプのもの、フリーズドライ食品、粉末タイプ、レトルトパウチのものなどラインナップも豊富です。塩分控えめや、食品添加物無添加のものを探してみましょう。
  • メイン…肉じゃがや筑前煮、煮魚、焼き魚、豚肉の生姜焼きなど。
  • 野菜の小鉢系…野菜のお浸しや、ひじきの煮物、酢の物
  • 豆類の小鉢系…冷奴、煮豆系のお惣菜をチェック。

各項目から、どれか一品ずつ選んで組み合わせれば、一汁三菜の食事スタイルが完成します。

近年、コンビニではレトルトパウチされたお惣菜も増えていますね。全ての内容を全部コンビニで揃えることも可能ですが、加工されてから時間がたっているのと、味付けがどうしても濃くなりすぎるので、手づくりのものにプラスする感じで利用するのが理想ですね。

 

一汁三菜の実現は、一見、量が多そうに感じるかもしれませんが、現代は食べ物にあふれているのに、栄養が偏っている場合が多いので、ほとんどの人がに栄養不足状態です。これぐらい品数を増やさないと、脂肪や糖質を燃焼する栄養成分も確保できないとも考えられています。
メタボの懸念が高まる一方で、20代女性の”やせ”問題も深刻化しています。体型を気にするあまり、偏食を繰り返していると、反動で食べ過ぎたり、骨がもろくなって、若い時期から骨粗しょう症に悩むことになります。

「1975年スタイル食」は1日に摂取しておいた方がいい栄養成分がバランスよく補えるので、ダイエットや美容面でも、強い味方となるでしょう。