今週のお題「おやつ」
和菓子や和食の食材としてお馴染みの「寒天」。今は粉状になっている便利な「粉寒天」もリーズナブルな価格で購入できますよね。この寒天、カロリーがほぼ0なのに、食物繊維が豊富なのです。野菜の摂取が足りない方には食物繊維不足が解消でき、食前に取り入れると食欲が抑えられるので、夏までにお腹いっぱい食べてヤセたい方にはオススメです。
「寒天」はカロリーゼロで食物繊維もトップクラス
「寒天」は「テングサ」という海草のことで、昔ながらの寒天は棒状になっています。しかし事前に水でふやかしたりと少々手間がかかるので、身近な健康ダイエット食として取り入れるなら粉状のもので十分です。
リーズナブルなのに、食品添加物などは一切含まれず、どの製品もほぼ100%天然の海草で製造されています。そして、カロリーはゼロなのに、食物繊維は、野菜や海草類の中ではトップクラスで、100g中74gも含まれています。
「脂質」「糖質」もゼロで満腹感も得られる
ダイエットでは、「脂質」や「糖質」が気になるりますが、それらもゼロです。また摂取すると、体内で食物繊維が水分で膨らみ、すぐに満腹感が得られるので、食欲が抑えられ、ダイエット食としてはかなり理想的なのです。
またゆっくりと進みながら消化へと向かうため、豊富な食物繊維が、体内に溜まった老廃物を除去してくれます。老廃物が原因の1つとなるニキビや肌荒れの元を断つので、背中や顔にできやすい大人ニキビなどの予防にもなるでしょう。
簡単な「粉寒天」の取り入れ方
食物繊維の1日の摂取目安量は17gですが、女性の平均摂取量は厚生労働省によると12gと5g足りていません。足りない5gを寒天から摂るようにしてみましょう。
- コーヒーや紅茶などホットドリンクに
コップ一杯に対して、ティースプーン1杯程度(約2g)の粉寒天を入れ、必ず80℃以上の熱いドリンクを注いで下さい。味に影響はでませんが、いつもと違ったとろみのある!?コーヒーや紅茶が楽しめるでしょう。 - スープや味噌汁に
お椀やスープ皿1杯分に対し、ティースプーン1杯が目安なので、調理の際は、人数に応じて増やしてください。冷たい状態だと溶けないので、加熱調理の際に入れてよく溶かしましょう。 - いつものお料理に
粉寒天は高温の水分がないと溶けませんが、炒め物や煮物にも食品の水分は含まれるため、いつものお料理に、人数分の粉寒天を入れたり(1人分2g)、コンビニなどお持ち帰りのお惣菜をレンジで温める前にふりかけてよく混ぜ、その後温めます。お持ち帰りのお惣菜は、家で調理するよりも、脂質や糖質が高くなりがちなので、寒天の食物繊維と共に、排出してくれるでしょう。
※冷めると固まってくるので熱いうちに頂きましょう。
寒天を使ったおやつ一覧
ダイエット中は糖質が気になるところですが、寒天を使ったスイーツなら、カロリーや脂質の高い洋菓子を食べるよりはダイエット効果は高いでしょう。
- あんみつ・みつまめ
(ダイエット中はソフトクリームやアイスクリームは省きましょう) - 水ようかん
- 寒天ゼリー
- 牛乳寒天
- ところてん
寒天は、ゼリーや和菓子だけの食材ではなく、味も他の食材の邪魔をしないので、いつもの食事やドリンクにも取り入れてみましょう。「寒天」を取り入れるだけで、夏までに、カラダの老廃物が徐々に減って、スレンダーになっていき、そして顔だけでなく、背中や手足の肌もキレイにする準備ができそうですね。