今週のお題「私の沼」
女性によくありがちな、「化粧品迷子」。10代後半から20代前半はニキビ対策のコスメを集め、合わない...と感じて他の製品に手を出す。
そして20代後半からは肌が乾燥している?小じわが増えた!?と今度はドライスキン用のコスメ集め…。
そしてアラサー、アラフォー以降になると、アンチエイジングを謳った化粧品集め...と女性はいくつになっても化粧品にはまり続け、世の化粧品メーカはウハウハ状態です。
筆者も化粧品に関しては、底なし沼にはまったように、次々と遍歴を繰り返した一人です。しかし今は、ラ・ロッシュ・ポゼという皮膚科学に基づいた化粧品を皮膚科医に紹介していただき、ようやく化粧品に迷うことなく、5年ほど愛用し続けています。
「私の沼」としては、ラ・ロッシュ・ポゼのコレクターになりつつあるかもしれません。念願のパウダーも発売されたので、後は海外製品版にはある、アイシャドウや口紅、チークも、早く日本でも製品化してほしいなぁというのが、たっての願いです。
さて、前置きが長くなりましたが、化粧品の無駄なコレクションを辞めるには、良い製品と出会うことも大切ですが、その前に、皮膚は、毎日食べているものから造られているので、肌トラブルのある方は、化粧品のせいにせず、食生活の見直しを図ることが最も重要です。どんなに素晴らしい化粧品と巡り合えても、揚げ物やスイーツを食べ過ぎていると、肌はボロボロになるのです。
5月も終わりに近づくと、汗ばむ日も多いですね。そんな季節に毛穴のたるみはつきものですが、毛穴が開くと皮脂や汗でお化粧が崩れますし、最近では「PM2.5」などの大気汚染も毛穴に入り込むので、心配事は増える一方です。毛穴の開きにも有効な栄養成分があるので、それらの栄養成分と、改善メニューをお伝えします。
毛穴が開きにくくなる5つの栄養成分
毛穴は肌の真皮層にあるコラーゲンの量が減少すると、毛穴のまわりを支えるコラーゲン量も減り、毛穴が広がっていきます。その改善や予防として、コラーゲンの材料であるアミノ酸(タンパク質)や鉄、ビタミンCを摂取し、その上で、コラーゲンを作る「繊維芽細胞」の分裂や分化を促すビタミンAと亜鉛を食事から摂取するといいでしょう。
やはり収れん化粧水を使ったり、肌を冷やしたり、毛穴を外側から引き締めるには限度がありますが、内側からの皮膚組織がわかれば、化粧品よりも食材探しの方が楽しくなるかもしれません!
5つの栄養成分をまとめると以下の通りです。
- アミノ酸(タンパク質)
お肉全般、魚介類全般、大豆製品、卵、乳製品 - ヘム鉄
赤身の牛肉、レバー全般、マグロ、あさり、卵 - ビタミンC
果物・野菜全般 - 亜鉛
あさり、牡蠣、うなぎ、肉類全般、卵、チーズ、納豆、ルイボスティー、マテ茶 - ビタミンA(カロテン)
緑黄色野菜全般、果肉が黄色い果物(マンゴー・パパイヤ・柿など)、うなぎ、穴子、お肉全般、卵、チーズ
毛穴の開きを改善・予防するメニュー案
上記のリストを元に、メニュー例をご紹介します。ほとんど一般のスーパーなどで手に入るものばかりです。また料理が面倒なら、お惣菜やレトルト、缶詰などで代用してみましょう。
- 穴子寿司+あさりのお味噌汁+ホウレン草(小松菜や水菜など)お浸し
- オムレツ+グリーンサラダ+黄色い果物
- 赤身牛のチーズハンバーグ(つなぎに卵)+ニンジンやブロッコリーなど緑黄色野菜の付け合せ+ルイボスティー
- マグロと納豆の丼(シソや青ネギをトッピング)+具沢山の味噌汁+緑黄色野菜の小鉢
- レバニラ炒め+卵入り中華スープ+マテ茶
毛穴が開くと、自ずと顔の皮膚もたるんだように見えてきます。アンチエイジングの化粧品集めにハマる前に、偏った食事が原因で必要な栄養が取れていなかったのかもしれないので、見直してみましょう。
食材の種類を増やせば、化粧くずれしにくく、化粧品に頼らなくても、毛穴が目立たないキメ細かな美肌が手に入るかもしれません。