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思秋期とは?40代から脳の老化が始まる~脳内物質を左右する食べ物は?

40~60代の高齢期前の世代を「思秋期」と呼ぶそうですね。40代はまだまだ若いイメージがありますが、見た目や健康状態など、個人差が気になる年代でもあります。

見た目年齢などは体内細胞の活性化などが関係してくることもありますが、脳は、加齢に伴い、40代から徐々に縮んでいくそうです。額のちょうど内側に位置する脳の前頭葉から縮むと言われています。アラフォー世代に突入するとどうなるのでしょうか?該当年齢の方も、若い人も、やがて通る道なので、思秋期の特徴を知っておきましょう。

思秋期に突入するとどうなる?

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アメリカの神経病理学者の研究では、脳の前頭葉の中に、「前頭極」という部位があり、健康な高齢者でも18~28歳代の脳と比べると28%も減るそうです。ちなみに認知症の人は同様に31%減るそうです。(※参考:シェーファー1972)
正常な老人の方も認知症の人もさほど変わりはないのですね。

その減少が思秋期に入る40代から始まるのです。前頭極が減り始めると、前頭葉の機能も低下し始めます。前頭葉は脳の最高司令部とも呼ばれている部分なので、低下しはじめると、「アタマがかたい」と言われるように、考えが固執し、行動が消極的で、新しい発想などが思い浮かばなくなってきます。またすぐに物事を決めつけて、ネガティブになったりして、知らないうちに、周囲に迷惑をかけているかもしれません。

女性の場合は、50歳前後から更年期も加わり、女性ホルモンも減少していくので、イライラ、ヤル気の低下、物忘れ、感情の起伏などに苦しむことになります。

前頭極が減っても感情を前向きに

前頭極が減り、脳のちぢみが始まっても、加齢に負けず、体力も知力もステキな人は大勢いますよね。一体何が違うのでしょうか?

このような人たちは総じて、いくつになってもチャレンジ精神が旺盛です。好奇心を持ち続け、少しでも興味のあることは行動にうつす、その行動力がキーとなるようです。

あれこれ考えることも、頭の体操になるでしょう。

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甘いものを控え、たんぱく質食品と抗酸化作用のある野菜を

感情を前向きにしましょう!と言われても、行動に移せないこともありますよね。性格が怠惰だから?と嘆くことはありません。信じがたいかもしれませんが、日頃の食生活で脳も元気になるのです。性格だと思われている部分も食生活の影響かもしれないのです。

数年前に姫野友美医師の『成功する人は缶コーヒーを飲まない』という書籍がベストセラーになりましたが、(ブラックの缶コーヒーはOK)一般の加工品などに含まれる砂糖は白く生成されたショ糖です。

「脳の栄養は糖分」と昔からいいますが、脳はブドウ糖を必要とするというお話で、ショ糖の摂りすぎは脳の神経伝達物質などを乱し、思考力などに影響してきます。頭痛やイライラ、不機嫌なのもこの本を読めば、医学的にどうして悪影響なのかもわかりました。

成功する人は缶コーヒーを飲まない 「すべてがうまく回りだす」黄金の食習慣 (講談社+α新書)

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 [思秋期] ブログ村キーワード

脳も他のカラダの部位と同じく、食品からのたんぱく質が材料となります。一度体内でアミノ酸に分解されますが、食品からたんぱく質食品を摂っておかなければお話になりませんね。

たんぱく質食品は、肉類や魚介類など脂質も含みます。その脂質が体内で酸化してしまうと過酸化脂質など中性脂肪になりやすくなるので、脂質の酸化を防ぐ、抗酸化作用のある野菜も一緒にいただくようにしましょう。

また女性は、男性と比べて、ヒステリーな人も多いですね。そういった方も、糖質過多で、たんぱく質食品が足りていないかもしれません。

高齢期の食生活は、厚生労働省など行政の食事指導でも「主食よりおかずが大事」という項があります。豊かな高齢期を過ごすためにも、思秋期そして、若年層の今から、準備しておきましょう。