さまざまな葉野菜や、ハーブの新芽を集めたのが「ベビーリーフ」ですが、意外と、野菜の名前だと思っている方も多いようですね。
その名の通り、野菜の赤ちゃんである葉っぱを集めたものなのです。
今は家庭菜園やベランダ菜園で人気沸騰中のようですね。
プランターに何種類かの葉野菜の種をまいて、芽が出てきたら、収穫してすぐに食べれるのがいいのでしょう!
ベビーリーフの歴史
ベビーリーフとは、イタリアで発祥したミニ野菜の食べ方のようなものです。
その昔、イタリアでは、春先にちゃんと育って食べられる野菜の種類が少ないため、いろんな種類の葉野菜やハーブの新芽を摘んでミックスし、野菜不足をしのいでいたそうです。
その後フランスのニースにも、その食べ方が伝わり、7種類の野菜の新芽をミックスしたそうです。
こうしてベビーリーフはヨーロッパでは欠かせない存在となりました。
今では日本の食卓でも取り入れるようになりましたね。
日本でのベビーリーフの歴史は浅いですが近年、栽培農家が急増していて、ミックスする野菜も今後増えてきそうですね。
ベビーリーフの種類
一般のスーパーで買えるベビーリーフは少なくとも5種類以上の野菜の新芽がミックスされていて、多いものでは10種類~20種類に及ぶものもあります!
どんな葉野菜の新芽が使われているのでしょうか?
中には、成長した野菜だと高価で届かない野菜の新芽もありますよ。
一般的によく入っている葉野菜は、
ルッコラ、水菜、ほうれん草、小松菜、ターサイ、レッドマスタード、デトロイト、が主流のようです。
20種類になるとかなり豪華です!
水菜、ほうれん草、ビーツ、レッドコスレタス、サラダ菜、小松菜、スイスチャード、紫高菜、赤軸水菜、三池高菜、サンチュ、ルッコラ、セルフィーユ、山東菜、サラダリーフ、マスタードグリーン、レッドオーク、エンダイブ、リーフチコリ、わさび菜というラインナップ!
成長した野菜だとかなりの高級品となるのはスイスチャードやマスタードグリーンなどですね。
やはり種類の多いものは、それなりに値段もあがりますが、それでも一般のスーパーで扱っているベビーリーフは、1パック300円前後ぐらいまでです。(百貨店やこだわりマルシェなどは除く)
ベビーリーフの栄養は?
ベビーリーフの場合、1枚1枚、葉の種類が違うので、もちろん、それぞれ栄養価が違います。
しかし野菜の赤ちゃんたちに共通して入っており、成長すると含量が少なくなる成分もあります。
それは、主にスルフォラファンです!
数年前に、ガン予防作用があるとして、一躍有名になった、ブロッコリーから発見された抗酸化成分です。
ブロッコリーから発見されましたが、ブロッコリーと同様にアブラナ科の植物に多く含まれ、そして葉野菜にも含まれていたのです。
ベビーリーフよりも、もっと若いスプラウト類の方が含量は多いので、ベビーリーフと共に、ブロッコリースプラウトやカイワレ大根などのスプラウト類も一緒に食べると免疫力がパワーアップするでしょう。
ベビーリーフはもう1つ、成長した野菜よりも葉酸の含量が高いことも挙げられます。
スプラウト類だと葉の部分が育ってないので、葉酸はまだ少ないのですが、ベビーリーフだと理想的な状態でいただけます。
貧血や冷え予防にも葉酸は必要な栄養なので、補っておきましょう。
ベビーリーフはトマトを添える程度で、数種類の野菜を摂取できることになりますし、見た目もオシャレで、食卓も華やぐでしょう!