冷たい食べ物が恋しくなる季節になりましたね。
ご家庭でなくてはならない家電が冷蔵庫です。
しかし、この冷蔵庫が地球温暖化の原因となっているのをご存知ですか?
一人一人が、そして各ご家庭の冷蔵庫1台が、あることに注意すると、それだけで、環境負荷が減り、またご家庭でも電気代の節約となるかもしれないのです!
冷蔵庫の詰め込みすぎは厳禁
何をすればいいのかと言いますと、タイトルにも書いていますが、各世帯で、冷蔵庫の中に食べ物や飲み物を詰め込みすぎないことです。
総務省の最新の統計では、日本の世帯数は5340万世帯です。※総務省
冷蔵庫もほぼ、それと同数程度あると考えられます。
飲食店や店舗を含めると、それ以上かもしれませんね。
冷蔵庫の中に、スーパーの安売りの日に、まとめ買いしたものを、ギュウギュウ詰にしてしまうと、庫内で冷気がまわりにくくなるため、
冷蔵庫は、食品を一生懸命に冷やそうと、余計なエネルギーを使い、電気代を消費することになるのです。
そして余分なCo2も排出され、家の中の空気も酸素が薄くなり、それが、外気にも影響し、知らずに環境汚染にもつながっていくのです。
これで、年間平均、43.84kWhの節電、約960円の節約となるでしょう。
環境に優しい冷蔵庫の使い方
上記の他にも、
- 壁から10cmは離して設置する。
- 冷蔵庫の上にものを置かない。
- 冷蔵庫の開閉は素早く行う。
なども挙げられます。順番に見ていきましょう。
・壁から10cmは離して設置する
冷蔵庫を壁にピッタリとくっつけると、冷蔵庫の背面にある機能が正常に動かず、故障の原因になるかもしれません。
また壁にもほこりはたまるので、発火の原因になることもあるので、10cmは離すように設置しておきましょう。
それだけで年間平均45.08kWhの節電、約990円の節約になります。
・冷蔵庫の上にものを置かない
一人暮らし世帯の小型冷蔵庫は、電子レンジを上におけるタイプのものがありますね。
お部屋のスペースが許す限り、別々に置くようにするのがベターです。
冷蔵庫は24時間稼働しており、ずっと重いものを乗せ続けていると、負担が大きくなり、電気代を消費して、エネルギーを蓄えようとします。
・冷蔵庫の開閉は素早く行う
そして、当たり前のことですが、冷蔵庫の開閉は、素早く行うことです。
たくさん買い物をした後だと、食べ物を詰め込むのに、時間がかかるでしょう。
しかし、冷蔵庫はたいてい10度以下です。
冬ならともかく、夏は温度差がかなり違うので、庫内の冷たい温度を保つため、冷蔵庫は、これまた電気代を消耗してエネルギーを蓄えようとします。
こうして、無駄な開閉を抑えると、年間10.40kWhの節電、約230円の節約に。
そして、開けている時間の短縮も、年間で6.1kWhの節電、約130円の節約につながります。
1つの世帯だと、小さなことかもしれませんが、日本だけも5340万世帯あるので、かなりの環境保全につながると思いませんか?
もちろん地球温暖化は、エアコンや排気ガスなどの要因も入っています。
しかし、冷蔵庫は24時間稼働の電化製品で、その分、消費エネルギーも大きくなるので、一人一人が気をつける時代に突入したと思えるのは筆者だけでしょうか。
地球温暖化が進むと、PM2.5などの大気汚染や、害虫や不快な微生物が繁殖して、人間の健康をおびやかすことになります。
環境保護のために、今日から冷蔵庫の詰め込みすぎを検討してみましょう。