高尿酸血症や痛風と聞くと、高齢者の病気かな?と思われる方も多いでしょう。
しかし、年齢に関わらず、血清尿酸値が7.0mg/dlを超えると、高尿酸血症と診断される、やっかいな病気なのです。
数値だけ聞いてもピンと来ないと思うので、詳しく見ていきましょう。
高尿酸血症とは?
健康診断の結果表に「血清尿酸値」という項目があると思います。
その数値が7.0mg/dl以上になると高尿酸血症を疑ってください。
そのまま放置しておくと「痛風」と診断され、ひどい関節痛や、辛い食事制限を余儀なくされることもあります。
尿酸値が高いのは、総じて、メタボ予備軍の方が多いとされているので、脂質異常症や高血圧、糖尿病などの方も注意が必要です。
食事面ではプリン体が多い食べ物を控えること。
そして改善には、尿をアルカリ性に変える必要があるので、尿酸値を下げる食べ物の摂取が必要です。
プリン体が多い食べ物を控える
尿酸値が上がりやすい食べ物は、プリン体が多いと言われる食べ物です。
鉄補給にはピカイチですが、尿酸値にとっては好ましくのが、レバー類です。
そして、いわし、かつお、白子、甘エビなどの魚介類です。
これらを多く摂りすぎると、尿酸値が上がりやすくなるので、アルコールと共に、控えめにしておきましょう。
尿酸値を下げる食べ物は?
赤身肉や、その他の魚介類は、プリン体の含量はさほど多くないですが、尿酸値を下げる、というわけではありません。
尿酸値を下げる食べ物として挙がっているのは、野菜類です。
高尿酸血症になりやすいメタボ予備軍の人は、野菜の摂取が足りていないのかもしれませんね。
- 野菜
ほうれん草やごぼう、にんじん、キャベツ、アスパラガス、蕪、なす - いも類
さといも、さつまいも、じゃがいも
一部、冬野菜も含まれますが、じゃがいもは夏でも取り入れやすいですね。 - 海藻
わかめ、ひじき、昆布 - その他
大豆製品、干ししいたけなど
特に大豆は、納豆やみそ、豆腐などの加工品を利用すれば取り入れやすいですね。
普段、大豆製品を食べない人でも、夏の「冷ややっこ」は食べやすいでしょう。
つらい痛風と診断される前に、高尿酸血症と診断されているうちに、食生活から予防&改善を心がけましょう。
若年層でも要注意です!