栄養ミステリー

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納豆はかき混ぜることによってナットウキナーゼが活性化する!調味料は後で入れよう

納豆は好き嫌いが分かれる代表的な食材ですね。

一般に、関東ではよく食べられ、関西人は苦手な人が多い、ということですが、筆者はもともと兵庫県出身。

しかし幼少の頃より、納豆は食べており、苦手意識はありません。

また大学時代に、様々な納豆に関する論文を読み漁ったので、未だにほぼ毎日食べています。

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納豆菌とは

納豆は、植物由来の菌では、世界で最も強力な菌と言われており、日本でも酒蔵や醤油蔵では、納豆を食べることが禁じられているほどです。

日本伝統の米麹(アスペルギルス・オリゼ)が納豆菌によって失活してしまうのです。

納豆は平安時代ぐらいから食べられていた食品ですが、その納豆菌として改めて発見されたのは1906年に、沢村真農学博士によってです。

枯草菌と呼ばれる種類の菌で、自然界では一番安定していると考えられています。

それが人間の腸内で活性化していくと、さまざまな生理作用を現して、乳酸菌やビフィズス菌などを増強して、腸内を安定化して、いわゆる善玉菌優位の状態にしてくれます。

そのため、体内の病原菌や食べ物かすからの腐敗菌などの有害菌も排除してくれます。

また、抗菌作用が強く、近年納豆菌の抗ガン作用や免疫機能増強作用の論文も次々と出ています。

ナットウキナーゼとは

ナットウキナーゼは、煮大豆が納豆菌によって発酵されると現れる 酵素の1種です。

日本ナットウキナーゼ協会によると、血栓など血液中にあるたんぱく質(フィブリン)の分解酵素となるようです。

そして筆者が毎日、納豆を食べ続けているのは、ナットウキナーゼは人によって違いますが、体内8~12時間、体内に在留するため、血液がサラサラになり、頭痛などの原因となる脳の血液の流れもよくしてくれるからです。

頭痛持ちであった筆者にはありがたい存在で、特に、夜に食べると、明け方の発症が多い、血栓の予防になります。

一時期「夜納豆」という言葉もはやりましたが、こうした意味から話題となったのです。

納豆は混ぜるとナットウキナーゼが活性する

よく、納豆は、混ぜれば混ぜるほど、栄養価が高くなる!?

と聞きますが、栄養成分が増えるわけではありません。

しかし、ナットウキナーゼが活性化するので(増えるわけではありません)、その作用にあやかりやすいと言えるでしょう。

また、先に、40回ほどよく混ぜて、その後、調味料を入れて練る方が、活性化すると考えられています。

納豆には血流を改善して頭痛を防ぐビタミンKも

大豆を煮ただけではビタミンKは極わずかしか含まれませんが、発酵過程で、ビタミンKの含量が増え、ナットウキナーゼとともに、血栓予防となります。

ただ、病気によってワルファリンなどの薬を処方されている方は、納豆は厳禁となりますので、ご注意くださいね。

 

納豆菌も、ナットウキナーゼも、加熱に弱いので、加熱調理には向きません。

炊き立てご飯にかける程度にとどめておきましょう。

味噌汁にいれる場合も、最後に納豆を入れ、納豆をいれたまま加熱すると、味は美味しくても、納豆菌やナットウキナーゼの働きは、味わえません。

また調味料に酢を入れると、糸引き納豆なのに、糸引きの粘力が弱まります。

 

3パックで100円前後、高級なものでも、ビックリするほど高いものはありません。

お気に入りの納豆や、タレを見つけて、毎日、納豆生活を送れば、風邪をはじめ、食中毒やウイルスを撃退する美体質になれるでしょう。