栄養ミステリー

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行者菜(ギョウジャ菜)とは?ニラとニンニクの交配種、新顔野菜の秘密

数年前に品種改良し、これから需要の伸びそうな新顔野菜「ギョウジャ菜(行者菜)」をご存知ですか?

行者ニンニクとニラの交配種で、山形県や北海道が主な産地のようです。

そのうち一般のスーパーにも並ぶようになるかもしれません。

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※写真はイメージです。

ギョウジャ菜とは?

行者ニンニクの系統を引き継ぐので、香り高く、そして見た目はニラの系統を引き継ぐ不思議な野菜です。

既にラーメンや餃子の材料として、大手チェーン店と契約して出荷している農家もあり、ラーメン好きの方は知らずに食べているかもしれませんね。

名産地の1つである山形県では栽培面積を2021年までに、現在の50アールから150アールに広げ、出荷量を年間15トンから75トンにまで拡大する、発表しています。

早速、ギョウジャ菜を食材として扱うお店や、販売店の間では需要は高まってきており、供給が追い付かない状態になっているそうです。

 

ギョウジャ菜の気になる栄養は硫化アリル!

ニンニクもニラも香り成分となる硫化アリルが含まれる香味野菜ですが、ギョウジャ菜も両方の系統を受け継いで、硫化アリルがたっぷりです!

硫化アリルは、殺菌作用があることで知られ、感染症予防や、食中毒予防になります。

また硫化アリルはビタミンB1の吸収をよくするため、カラダの新陳代謝をよくしたり、糖質や脂質の代謝も促すなど、ダイエット効果も期待できそうです。

そして硫化アリルは血流改善にも働くので、血管が原因の冷えや頭痛、そして高血圧など、生活習慣病の予防でも注目されています。

その他の栄養価は?

ギョウジャ菜は、ニラの系統をひくため、緑黄色野菜に分類され、β-カロテンが豊富。そしてニラの含有量を超えています!(100g中3360㎍:ニラ同2980㎍)

夏バテ改善や貧血予防に必要な葉酸もニラより多く、鉄はほぼ同量を含むので、栄養価も高いと言えるでしょう。

さいごに

ニンニクもニラも滋養強壮として古くから、レバーなどと一緒に食べられていたので、ギョウジャ菜がヒット野菜として、一般家庭でも食べられる日は近くなりそうですね。

旬の時期は5月~9月ということなので、まさに今の時期!
大型スーパーなら購入できるかもしれないので、探してみましょう。