夏になるとミントを使ったアイテムが毎年、出回りますね。
筆者はミントティーやチョコミントがお気にいりです。
日本でも「ハッカ」という名の和ハーブで、昔から取り入れられていました。
ミントは夏の清涼感だけでなく、記憶力や集中力にも抜群の効能が期待できます。
どんな秘密が隠されているのでしょうか?
ミントの効能
ミントは、シソ科ハッカ属の植物で、ペパーミントとスペアミントに大別されています。
- ペパーミント系
日本のハッカもこちらに入りますが、精油、ハーブティー、キャンディ、ガムなどに使われます。 - スペアミント系
ガムにも使われますが、歯みがきのベースとなっているのが、スペアミント系です。
どちらもメントールという香り成分が入っていて、清涼感を始め、殺菌力や抗菌力、体内の粘膜を強めることでも知られています。
日本薬局方では効果効能も!
ハーブ類は、薬ではないので、効果効能は謳えないのですが、ハッカ油として、日本薬局方では、効果効能を認めています。
パッケージの効能の欄には
「鎮痛、制痒作用、そして少量の内服で胃粘膜鎮痛、鎮吐などの作用がある」
と記されています。
ミントの香りで集中力や記憶力がUP?
昨年(2016年)4月に発表された、イギリスのノーサンブリア大学の研究では、ペパーミントティーを飲むと、一時記憶、長期記憶、注意力のすべてが高まるということがわかりました。
研究チームは、180人の被験者に、ペパーミントティー、カモミールティー、白湯のどれかを選んでもらいグループ分けし、
飲む前と飲んだ後に、記憶試験と認知機能試験、そして気分に関する質問を行いました。
その結果、ペパーミントティーを飲んだグループが、群を抜いて記憶試験と認知機能試験の結果が高かったのです。
同じリラックス作用も用途が違う場合も
ちなみにカモミールティーを飲んだグループは、気分は良かったようですが、リラックスしてしまい、試験時に集中力が保てなかったようですね。
ミントもリラックス作用が望めますが、焦りを抑えて冷静さを取り戻せる日常生活での「落ち着き」という意味でのリラックスに適し、
一方のカモミールティーは、就寝前やよく眠りたい時に必要なリラックスに適しているといえるでしょう。
同じ「リラックス」作用でも、目的が違うとそれを邪魔することになるので、使い分けも大切ですね。
ミントは就寝前に飲むと、目が冴えてしまうので、安眠したい時はカモミールティーなど他のハーブティーを選んでみましょう。
コンビニや自販機でも買えるお茶にもミント入りのものがあります。
昨年発売になったキリンさんの『世界のkitchen』シリーズ
緑茶に、レモングラスとミントがブレンドされていて、とってもさわか!もちろん無糖です!
市販のお茶では、一番のお気に入りです。
筆者は、ベランダでハーブを育てており、その中にペパーミントもあります。
気候のいい時は、すぐに葉っぱがいっぱい育つので、よく摘んでミントティーにしていただいています。(眠る前は避けますが)
外用としてはハッカ油を常備しているので、肩こりのひどい部分にハッカ油をたらした蒸しタオルをあてて、肩の鎮痛に役立てています。
また、ミントは、昼間の眠気冷ましにも、大変お世話になっているハーブです。
のどや鼻の炎症も、マスクに一滴ハッカ油を垂らして、そのマスク内で呼吸とすると、鼻も通り、脳が明晰に(?)なったように感じます。
筆者の朝の目覚めに、ミントはなくてはならないものなのです。
資格試験を控えている方や、学生の方も、大いに活用してみてください。
成績が上がるかもしれません!?
さて、ミントと関係はありませんが、今日6月30日は『夏越ごはんの日』ですね。
詳しくはこちらの記事をご覧ください!
今年も、無事、前半の半年が終わりましたね。
ステキな大晦日ならぬ、「夏越」をお過ごしください!