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加賀野菜の代表「金時草」は目に優しい?抗がん作用も期待できる伝統野菜

加賀野菜と聞くと、京野菜と並んで、伝統ある、上品な高級野菜というイメージがありますよね。

そんな中で筆者のお気に入りの野菜があります。
葉っぱの表がグリーン、裏が紫でリバーシブルになっている「金時草(きんじそう)」という不思議な野菜です。
紫色の野菜なので、アントシアニン(ポリフェノール)を含み、目にも優しく、抗がん作用もあり、今が旬の野菜なのです。

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金時草とは?

1枚の葉なのに、表と裏で色が違う金時草は、加賀の伝統野菜に登録されています。

熊本県の水前寺菜、沖縄のハンダマ、愛知県の式部草と地域によって呼び方が違いますが、同種のものです。
キク科の植物で、山間の水のキレイな場所で栽培されています。
1日の温度差がある時期が続くと、紫色が濃く出ると言われ、また金時(きんとき)の色と似ていることから、石川県ではその字を使い「金時草(きんじそう)」と呼ぶようになったそうです。

厚みのある葉野菜ですが、カットしたり加熱するとぬめりが出て、夏のネバネバ野菜の1つとしても親しまれています。

金時草の栄養や効能

紫の部分に含まれるアントシアニン、そして色の濃い葉野菜なので、β-カロテンが豊富で、どちらの成分も、目の健康を助け、抗ガン作用などの働きも期待されています。
パソコン作業や、スマホ、ゲームなど、現代人は目を酷使しているので、食べておきたい夏野菜ですね。

加熱してお浸しや炒め物にして食べますが、その際に出てくるネバネバ成分は、ムコ多糖類によるものです。
胃の粘膜の保護や、皮膚のヒアルロン酸生成を助け、美肌にもいいでしょう。
体内の粘膜が健康に保たれると、免疫力もUPします。

ビタミンCや鉄も含まれるので、夏風邪予防や、貧血予防にも役立ちそうですね。

金時草はどこで買える?

加賀の伝統野菜として有名ですが、前述したように、収穫された府県で名前が違います。

首都圏なら、各県のアンテナショップなどで買えますし、大型スーパーでも旬の時期なら購入できる場合もあります。
筆者の済む東京大田区は、大田市場が近いため、近所のスーパーでも買うことができます。
デパートの野菜売り場や有機野菜のショップなどでもさがせるでしょう。

野菜の旬の時期というのは、ありがたいもので、高級野菜と思われるものも、リーズナブルな値段で買えますよね。

だいたい、いつも買う野菜は決まってくるものですが、金時草は、9月には市場から姿を消すので、見かけたらぜひ味わっておきましょう。

 

お浸しや炒め物の他、お味噌汁の具、素麺や蕎麦の具、パスタなど、クセのない味なので、どんなお料理にもあいますよ。

グリーンと紫で食卓にオシャレ度もプラスしてくれるでしょう。