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クエン酸入りの食べ物はなぜ疲労回復効果があるのか?疲労のメカニズムとは?

「疲労回復にクエン酸」というフレーズは、健康や美容オタクではなくても、もう誰もが知る常識のようになっていますね。

しかし、どのような食べ物に含まれ、それがどうカラダに機能して、疲労が回復されていくのか、あまり理解はされていません。

そもそも疲労物質はどうして造られてしまうのか?
その辺りから紐解いていきましょう。

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どうして人間は疲れるの?

同じように行動していても、すぐに疲れてしまう人と、疲れを見せず、元気はつらつとしている人もいます。
特に夏場は、その違いが明らかですよね。
一体何が違うのか、疑問に思ったことがある人も多いでしょう。

人間が疲れてしまう理由は疲労物質の乳酸がたまる他、酸化ストレスの影響によるものもあります。

カラダをよく動かしていると筋肉が疲労して乳酸がたまり、活性酸素が発生します。
しかし運動をしていなくても、甘いものなど糖質をよく摂る人も乳酸が産生されやすくなり、疲れやすい体質となります。

そして、近年、最も多いのが、不規則な生活や、過労などから来るストレスによる疲労です。

運動による筋肉疲労の場合は、適度な食事と休養があれば回復しやすいと言えますが、ストレスや糖質の摂りすぎなどの生活習慣は、効率よくエネルギーをつくり、疲労感を軽減する必要があります。

疲労回復になぜクエン酸?

そこで、クエン酸入りの食べ物の出番となります!

クエン酸は体内に存在する細胞のミトコンドリア内で、エネルギー産生を行う重要な役割があります。

人間は運動して筋肉を使ったり、仕事や勉強で頭を使うと、体内ではどうしても活性酸素が生じてしまいます。

活性酸素は、ストレスとして体内の様々なものを酸化させてしまうので、細胞内のたんぱく質を知らずのうちに損傷させているのです。

それを修復するにはエネルギー産生が必要となりますが、クエン酸は、体内で「クエン酸回路」と呼ばれるエネルギー産生の工場のようなものを持っているので、細胞の修復作用があるのです。

これが激しい運動や、過労、そして強いショックな出来事に遭遇すると、大量に活性酸素が発生して、クエン酸回路での修復作用が追い付かなくなり、人間は、ひどい疲労感に襲われ、体調を崩したり、精神的ダメージを受けてしまいます。

 

食品からのクエン酸摂取はミトコンドリアに入りやすい?

人間は、食事からの糖質や脂質からもエネルギーを作ることができますが、ミトコンドリア内に入るにも、別のエネルギーを必要とします。

しかし、クエン酸の場合は、別のエネルギーを介さなくても、ミトコンドリア内に入ることができるので、効率よくエネルギー産生ができるのです。

特にストレスを強く感じる人は、すっぱいものを多く摂るようにすると、疲労回復が早くなるかもしれません。

クエン酸入りの食べ物

クエン酸入りの食べ物は、レモンや、グレープフルーツ、オレンジといった柑橘類をはじめ、梅干しや、お酢などのビネガー類に含まれています。

そしててっとり早く摂取するには、ドラッグストアで購入できる、クエン酸の原末もありますね。

クエン酸(結晶)P

クエン酸(結晶)P

 

筆者は、疲れがひどい時は、この原末を小さじ1/2ほどコップに入れて、ミネラルウォーターを200ccほど注ぎ、はちみつを入れて飲んでいます。
かなり酸っぱいですが、細胞にしみわたっているように感じるのです。
すっぱいので、目が冴えてしまうのではないか?と思いますが、朝飲むと元気に、そして夕食後に飲むと、意外とよく眠れる不思議な成分です。

市販のクエン酸入り飲料は、元気を出すために、多量のカフェインや砂糖、他の食品添加物が入っていることもありますが、日本薬局方の原末なら、その点も安心です。

しかし、なるべく食べ物から天然のクエン酸を補った方がいいと思うので、クエン酸原末は応急処置的にいただきましょう。

クエン酸をうまく活用して、梅雨時の疲労感や夏バテ対策にお役立てくださいね。