一日一食×読書でダイエット脳を育てるブログ

毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

こむら返りは栄養不足?10人に1人が悩む下肢静脈瘤~予防・改善にいい食べ物

女性の10人に1人が悩んでいるという
「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」をご存知ですか?

こむら返りの頻度が多い人や、
脚の血管が浮き出たり、歩く時に脚が重く、
足をひきづるように歩いてしまう人は要注意です!

立ち仕事や妊娠・出産経験者、そして栄養不足など様々な原因があがっています。

f:id:miwamomoka:20170703120427j:plain

下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)とは?

太ももの裏や、ふくらはぎは、お風呂に入る時も、
目に入らないので、ご自分の脚でも観察する人は少ないでしょう。

しかし、明け方に時々、こむら返りで痛い思いをしたり、
歩く時に脚が重く、すり足で歩いてしまう場合は、
太ももやふくらはぎの裏側をすぐさまチェックしてみましょう!

ボコボコとした膨らみが出ていたり、
網目状の青黒い血管が透けて見えていたりすると、
下肢静脈瘤の可能性が高いと考えられます。

脚の静脈にコブのように血液がたまってしまう状態のことで、
ボコボコとした膨らみは、脚の血流の悪さを物語っているのです。

人間の静脈には、ハの字の薄い弁がついているのですが、
血液が心臓に戻る時に開き、
普段は、血液の逆流を防いでいます。

しかしこの弁が壊れてしまうと、
血液が心臓に戻りにくくなって、
血管内にたまり、下肢静脈瘤となるのです。

主な症状は?

症状としては、脚がだるくて重いと感じる他、
かゆみが出るときもあります。
そのかゆみは、皮膚の虫刺されやかぶれと違い、
患部が体内にあるので、
手でかくことができないので、つらい状態となります。

そして”こむら返り”が起きてしまうのは、
脚の深い部分に流れている穿通枝(せんつうし)という
細い血管が機能しなくなり、
筋肉がけいれんするためだと考えられています。

 

妊娠・出産経験で、弁が壊れるケースも

出産の際に、脚の静脈に圧力がかかってしまい、
弁が壊れてしまうケースもあるようです。
妊娠中に太ももやふくらはぎの裏側が重いと
感じた場合は要注意だそうです。

子宮がお腹の中の静脈を圧迫しているケース、
ホルモンの影響で静脈が太くて、柔らかくなるので、
弁が閉じにくくなるケースが
原因として挙がっています。

しかし、下肢静脈瘤は足を動かす機会を多くし、
マッサージや入浴などで血行をよくすれば、
深刻化することは少ないようです。

血流をよくするケア

なるべく湯船につかり、その時に、太ももやふくらはぎをもんで、
マッサージしてみましょう。
そして、電車に乗っている時や、
ドライヤーで髪を乾かすときは、
かかとの上げ下げをする簡単な運動をするのがベター。
爪先立ちをして、ふくらはぎやふとももを伸ばし、
数秒置いたら、かかとを基の位置に戻すだけです。
これは、お腹の腹筋も鍛えられて、
ポッコリお腹の改善にもいいでしょう。

栄養不足も原因?

下肢静脈瘤も血流の悪さが原因の1つなので、
血流をよくする食べ物を補っておきましょう。

そして、足がつりやすい、こむら返りになりやすい人は、
特にミネラルが不足していると考えられています。

  • カルシウム
  • マグネシウム
  • カリウム

これらのミネラルは筋肉や神経の働きを調節しています。
不足すると痙攣などが起こりやすくなり、
夜中や明け方に、突然、足がつったり、こむら返りになる
といった症状が出てきます。

そしてカルシウムは骨だけでなく、
筋肉の収縮にも重要なミネラルなので、
不足しないように注意しましょう。
カルシウムは日本人の足りない栄養素の中にも含まれています。

この3つを効率よく含んでいる食べ物は、

  • 納豆
  • モロヘイヤ
  • あしたば
  • 小魚

などです。
また漢方では「当帰(とうき)」というセリ科の植物が入っている
製品を探すといいでしょう。

近年、下肢静脈瘤の患者数が増えていますが、
こむら返りの頻度が数か月に1度程度で、
ふとももやふくらはぎの皮膚表面に細い静脈が見える程度なら、
まだ軽症で、食生活やマッサージなどで治まるようです。

しかし、静脈のボコボコが目立ち、
色素沈着など大きなシミのようなものが出現してきたら、
目に見えて悪くなっているので、医療機関で治療しましょう。

脚が重く感じたら、太ももやふくらはぎの裏側を即チェックです!