朝の通勤ラッシュ時、
電車の中でかがみこむ女性を見かけたり、
急病患者の救出で電車が遅れることが、
毎日のように起きていますね?
これは日本の成人の2.9%に上る?との報告もある、
過敏性腸症候群(IBS)かもしれません。
ストレスや食生活と深く関わっているので
詳細を見てみましょう!
過敏性腸症候群(IBS)とは?
まだ聞き慣れない病気ですが、
悩む人は、意外と多く、
冒頭のように、朝の通勤ラッシュで、
腹痛によって気分が悪くなる人の原因の1つにあがっています。
4つの型があり、
便秘型、下痢型、混合型、非特異型に分類されています。
主に、ストレスが原因とされ、
それにより食生活や生活習慣が乱れて、
過敏性腸症候群になっているようです。
下痢型は男性に多いようですが、
便秘型は女性に多く、成人の2.9%に上るという報告もあります。
市販の便秘薬や下痢止めなどでは効きにくく、
医療機関で処方される、
「リナクロチド」という成分の入った薬が
今のところ、一番の治療薬と考えられています。
過敏性腸症候群を悪化させる食習慣とは?
- ファストフード
特にハンバーガー、フライドポテト、
唐揚げやコロッケなどの揚げ物はタブーとされています。
どうしても野菜が不足してしまうので、
ファストフードしか選択肢がない場合は、
サラダもオーダーするなどして、
腸内を少しでもキレイにするものを取り入れましょう。 - 牛肉を避ける
こと過敏性腸症候群に関しては、
牛肉は、ヒスタミンなどを放出しやすく、
腸にも悪影響のようです。
特に脂身の多い、霜降りを避け、
改善されるまでは焼肉なども控えておきましょう。 - 乳製品
日本人の腸に、乳製品はあわない、
という研究者や医師も多く、
特に過敏性腸症候群が疑われる場合は、
ヨーグルトも含め、乳製品は控えておきましょう。
これを機に、腸内環境にも優しい
豆乳や豆乳ヨーグルトに替えるのもいいですね。 - 白砂糖、人工甘味料を避ける
ほとんどの加工食品などに含まれる「砂糖」は
白く生成された砂糖です。
腸内を悪化させるので、スイーツ好きの人はご用心!
またアステルパームやパルスイート、ステビアなどの
人口甘味料も腸層を悪くします。
人口甘味料だと思っている人が多いラカントは、
羅漢果という果物、
そしてエリスリトールはワインの製造途中で、
ぶどうからとれる甘味料なので天然甘味料になります。
- ※卵黄
健康な状態では卵はアミノ酸スコア100の理想的なタンパク源ですが、
過敏性腸症候群が疑われる時は、
特に卵黄の摂取を控えましょう。
卵黄は腸を刺激する脂質が入っているので、
卵白のみなら大丈夫なようです。
白身だけのゆで卵や、メレンゲも美味しいですしね。
この4つ(5つ)の食習慣をなくすだけでも、
過敏性腸症候群の改善に向かうようです。
仕事や対人関係でのストレスも、
ご本人の受け取り方によることも多いですね。
上記の食べ物を体内から除外するだけでも、
神経伝達がある程度正常化されるので、
ストレスも感じにくくなるかもしれません。
過敏性腸症候群を改善する食べ物
野菜や果物から食物繊維の摂取を増やすと、
一緒に腸内の善玉菌のエサとなる
オリゴ糖なども摂取できます。
冷や飯なら
食物繊維と似たような働きをするレジスタントスターチ、
そしてトウモロコシなら
難消化性デキストリンなど、
手に入りやすい食べ物でも、
十分、腸内環境は整えることができます。
食習慣の何が悪く、何がいいかを知って、
通勤途中の不調や、つらい腹痛からさよならしましょう!