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ルテインを含む野菜&果物を食べると子どもの学力UPに!?最新の栄養神経科学

ヒトの眼にはルテインという成分が存在しますが、
その濃度が高い子どもの学力が高い!
ということが、
アメリカのイリノイ大学の研究でわかりました。

眼と緑黄色野菜と脳と、どんなリンクがあるのでしょうか?

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ルテインとは?

ルテインは、カロテノイドの1種で、
卵黄や緑黄色野菜に含まれている、
黄色い色素成分です。

β-カロテンなどと同じく、
脂溶性の成分で、
強い抗酸化力があることでも知られます。

そして注目なのが、
ルテインは脳に蓄積される特質もあり、
失明の懸念もある加齢黄斑変性症のリスクを低減し、
予防となることも知られています。

そのため、ルテイン濃度が高いと、
認識力や学力がUPする?ということで、
アメリカのイリノイ大学が子どもを対象に調査を開始しました。

 

ルテインの健脳効果は?

ルテインは、もともと、
加齢による認知度の低減を防ぐという
作用があることがわかっていましたが、
子どもに対しての認識力や学力UPがあるかどうかは
わかっていませんでした。

イリノイ大学の調査では、
8~10歳の子ども49名を対象に、
眼のルテイン濃度と、
認知作業を行っている間の脳の動きを
脳波計で記録しました。

その結果、ルテイン濃度の高い子どもの方が、
認識力が高く、学力も高いことなどがわかりました。
※『栄養神経科学』

ルテインは脳にどういいの?

調査にあたった研究者は、
食べ物から摂れるカロテノイド系の中で、
ルテインは、優先的に脳に蓄積されることがわかっているとのこと。

ルテインには、
フリーラジカルなどの有害物質から脳細胞を守る働きがあり、
太陽光を浴びたときに、
フリーラジカルと紫外線のダメージの両方から、
網膜を守ってくれる、抗酸化作用があります。

そしてルテインと関係が深く
カロテノイド系のゼアキサンチンという色素成分の研究でも、
ルテインが脳の全般的な健康に関与していることが
わかっているそうです。

こうしたことから、アメリカでは、
子どもをはじめ、食育の現場や
フィットネス、社会経済学的状態の研究などでも、
ルテインを多く含む食べ物を推奨する動きが、
今後みられるかもしれないそうです。

実現すればステキな取り組みですね。

ルテインを含む野菜や食べ物

日本でもこういった食育の取り組みが、
今後なされるかもしれません!

ルテインを含む食品を知っておくとお子さまの学力UPだけでなく、
大人の認知機能もUPさせてくれるでしょう。

  • ケール(100g中10mg)
  • パセリ(100g中10mg)
  • ほうれん草(100g中5mg)
  • ブロッコリー(100g中1mg)
  • かぼちゃ(100g中1mg)
  • 芽キャベツ(100g中1mg)

含有量が高い野菜は上記の食べ物です。

他の緑黄色野菜にも含まれてはいますが、
100g中1mg未満と少ないが現状です。

卵黄にも含まれていますが、
卵1個分の卵黄の中に0.2mg程度と、
上記の野菜に比べると少ないですね。

しかし緑黄色野菜を数種類、組み合わせることで、
ルテインの含有量が増えるので、
トマトやピーマン、パプリカ、にんじんなども
進んで食べるようにしましょう!

筆者もパソコン作業で眼のルテイン濃度を上げたいので、
一度に食べる緑黄色野菜の種類を
もっと増やそうと思います。