7月も中旬にさしかかると、
朝から日差しが強く、
日焼け対策が気になってきますね。
隈なく日焼け止めクリームを塗っておくのが理想ですが、
面倒ですし、塗る時間がない時もあります。
日焼け止めが塗れなくても、
カラダの中から紫外線ブロック効果が期待できる
朝食のポイントをご紹介します。
紫外線が肌に与えるダメージ
紫外線は肌を通して、
皮膚内部の真皮層にまでダメージを与えます。
真皮層が毎日食べたものでキレイに構成されていれば、
ダメージは最小限ですむかもしれません。
「日焼け」とは皮膚の中にある色素を生成する細胞、
メラノサイトを紫外線が刺激すると、
チロシナーゼという酵素が出てきます。
これがメラニン色素を増やす犯人です。
メラニンは肌のターンオーバーと共に表面からはがれていきますが、
紫外線を浴び続けると黒いメラニンが皮膚に沈着し、
シミやソバカスに発展していきます。
顔の場合はお化粧である程度隠れますが、
首筋やうなじ、腕、脚などの皮膚もほぼ同じ構造なので、
気をつけたいですね。
紫外線対策別、朝食例
紫外線がメラニン色素を増やす、
というカラクリがわかったところで、
朝食には、紫外線をブロックしやすい食材を摂取しておきましょう。
どのお料理にも吸収をよくするために、
数種類の野菜を組み合わせたサラダもつけくわえましょう。
- メラニン色素を抑制したいなら
オクラのクルミ和え+焼き鮭+野菜たっぷりのお味噌汁
→クルミに入っている”エラグ酸”、
味噌からとれる”コウジ酸”、
鮭に含まれる”アスタキサンチン”が
メラニン色素の生成を抑制するのに役立つでしょう。
- 黒色メラニンを消したいなら
オートミールと牛乳+ビーフジャーキー+たっぷり野菜サラダ
→紫外線を浴びてしまっても、
アミノ酸の一種である”L-システイン”を
十分に摂取できていると
黒いメラニン色素にならずにすむでしょう。
”L-システイン”が含まれる、
オートミールや牛乳、蜂蜜を。
また朝からステーキはさすがにタブーですが、
牛肉にも”L-システイン”が含まれるので、
ハムの代わりにビーフジャーキーにしてみましょう。
- 肌のターンオーバーを促したいなら
マグロとアボカドのサラダ+目玉焼き(オムレツ)+あさりのスープ
→ メラニンは肌のターンオーバーの時に、
いずれ、はがれていくものです。
紫外線を浴びてしまったら、
ターンオーバーを正常化しやすい
「タンパク質+ヘム鉄+亜鉛」
の組み合わせでいただいてみましょう。
マグロ、卵、あさりはこの3つの栄養素が全て含まれています。
朝から朝食を用意するのは大変ですが、
コンビニやスーパーでのお総菜、
また外食や、夏の旅行のモーニングなどで
参考にしてみてください。