トビウオは夏の時期には一般のスーパーでも買える
クセのない味が人気の白身魚です。
トビウオのお造りをはじめ、
唐揚げも人気メニューですね。
また九州方面ではアゴと呼ばれ、
有名なアゴ出汁の基となります。
夏が旬なだけあって、夏を乗り切る栄養成分がギッシリです!
トビウオとは?
長い胸ビレを持ち、
それを羽のように羽ばたかせて海面を飛ぶ白身魚。
その高さは7~8m、
そして滑空距離は400mもあるそうです。
運動量の高い魚なので、
筋肉が締まり、非常に脂質の少ない魚となります。
全世界で50種類のトビウオが観測されていますが、
日本では八丈島で大量に漁獲できるアカトビと、
北海道以南の日本各地の海で漁獲できるホソトビウオが主流です。
トビウオの名産地としては、
アゴ出汁で有名な長崎、鹿児島、
そして本州では島根、京都が挙がっています。
和食の出汁として使われるのは、
カタクチイワシが多いですが、
九州ではアゴが使われています。
トビウオの効能や栄養成分
トビウオはアミノ酸スコア100の良質のたんぱく質食品です。
そして脂質は100g中0.7gと、とってもヘルシーです。
脂肪酸としてはDHAやEPAが豊富なので、
記憶力UPや集中力UPなどにいいでしょう。
また、免疫力を強化するセレン、
夏の不眠症やイライラ、不安感を改善するナイアシンも含みます。
小さいトビウオは煮出汁用として、
骨ごと加工されているのでカルシウムが採れます。
そして骨の形成を助けるビタミンDも含まれるので、
骨の健康維持や骨粗しょう症などにもいいでしょう。
他に、血流改善なども期待できます。
トビウオのオススメ食べ方
- 王道のお造り!
- 唐揚げ
- ムニエル
- すり身にしてリゾットや雑炊に
夏は冷製リゾットや冷たい雑炊も美味です! - すり身にして白玉粉と一緒に丸めて茹で、お団子に。
- アゴ出汁は麺つゆや味噌汁に使って、
いつもと違う風味に!
アゴ出汁なら年中、スーパーでも購入できますね。
今年は地球温暖化の影響なのでしょうか?
さんまの漁獲が激減しているようですね。
トビウオにも影響しないことを祈ります。
トビウオの鮮魚は今の時期だけなので、
みかけたらぜひ堪能しておきましょう。