夏のお肌は、気候や気圧の影響で、
表面はベタベタするのに、
肌の奥は水分不足で潤いが足りず、
乾燥肌になっているケースが多いようです。
もっちりとした、しなやかな潤い肌を守るには、
十分な栄養が必要です。
夏の3大スタミナ食と呼ばれるメニューで肌細胞から元気にしておきましょう。
夏の乾燥肌は3つの脂質量で決まる?
夏は気温の上昇で肌の水分が蒸発しやすく、
実は乾燥肌になりやすいのです。
汗をかいたり、肌がベタつくので、
肌は潤っている?と勘違いしてしまいますが、
肌の奥は潤い不足なのですね。
肌の潤いを守るには、
皮膚を覆っている3つの脂質量で決まってくると言われています。
- 「細胞間脂質」
- 「NMF(ナチュラルモイスチャーファクター)」
- 「皮脂膜」
これらを構成している主成分は、
実は食べ物から得た、たんぱく質です。
大豆製品もいいのですが、
脂質量が少ないため、
お肉や魚、卵などのたんぱく質をとる必要があります。
脂質はダイエットなどでは悪者のように扱われますが、
肌の構成成分として必要なものなので、
脂質も一緒にとれるたんぱく質食品がいいでしょう。
乾燥肌を予防する3つの栄養素
- たんぱく質
皮膚の材料となるので、
たんぱく質が不足しないよう、
毎食採るようにしましょう。
→肉類全般、魚介類全般、卵、乳製品、大豆製品
- ビタミンA
皮膚の再生に必要な栄養素で、
皮膚の粘膜の他、体内の各器官の粘膜も健康に保ちます。
→肉類全般、レバー全般、ウナギ、銀ダラ、緑黄色野菜全般、マンゴー、パパイヤ
- 亜鉛
皮膚細胞の代謝を促してしなやかな肌作りに必要なミネラルです。
→赤身肉、ラム、牡蠣、あさり、しじみ、するめ
3大スタミナ食で細胞から元気に!
上記3つの栄養素を含む食べ物に、
肉類、鰻があがっていましたね。
- 焼肉
ビアガーデンやバーベキューなどで、
焼肉を食べる機会も多いことでしょう。
レバーを取り入れたり、
脂質量が多すぎず適量な赤身肉を堪能してみてください。
ピーマンやナス、タマネギ、トウモロコシなど、
焼くと美味しい夏野菜も忘れずに。
- ジンギスカン
苦手意識の多いラムも、
ジンギスカンなら場の雰囲気で食べやすいかもしれませんね。
亜鉛が含まれる食材は種類が少ないので、
ビアガーデンなどで一時開設されている
ジンギスカンにトライしてみましょう。
野菜も多く摂取できてオススメです。
- 鰻(ウナギ)
夏はスタミナ不足にもなりやすいので、
土用の丑はもちろん、
肌の乾燥や夏バテを感じる前に鰻を食べておきましょう。
うな重をオーダーすると、
セットのようについてくるアサリやシジミのお味噌汁は、
亜鉛摂取もできて理想の組み合わせです。
夏の乾燥肌は表面がベタベタしたり、
テカリやすいので気づきにくいですね。
水分補給も大切ですが、
細胞レベルから肌を潤すには、
食卓も楽しくなるスタミナ食も取り入れて、
元気に夏を乗り越えましょう。