ドラゴンフルーツの名で、
夏になると見かける果物ピタヤ。
ハワイではアサイーを超えるスーパーフードとして、
人気が高まっているようです。
日本では薄い紙にくるまれて、
繊細な高級果物として売られているイメージがありますが、
美容効果や健康効果どれほどのものなのでしょうか?
ピタヤとは?
南国で育つサボテン科の果物で、
形がユニークなことからドラゴンフルーツとも呼ばれています。
ハワイや台湾、日本では沖縄や鹿児島などで栽培されています。
ユニークな見た目とは裏腹に、
味は淡泊で、甘味が少ないさっぱりとした果物です。
一般によく見かけるのは、
果皮がショッキングピンクのもの。
見かけは似ていますがカットすると、
そのまま中も鮮やかな紅いものと、
中は白いものがあります。
レアモノになりますが、
果皮が黄色く、中が白いピタヤもありますが、
味はどれも大差はありません。
赤いものがやや甘く感じるでしょう。
日持ちがしないので、
購入したらすぐにいただくようにしましょう。
ピタヤの栄養成分や効能など
ピタヤは果物の中でも糖分やカロリーも少なく、
葉酸やマグネシウム、食物繊維、カリウムが豊富で、
どちらかというと野菜のような栄養構成ですね。
葉酸は妊婦さんや授乳中の方に必要な栄養素で、
貧血予防にもいいでしょう。
マグネシウムは夏の暑さによるイライラ予防にいいでしょう。
そして夏バテ予防や熱中症よる脱水症状を予防する
水分やカリウムも豊富です。
食物繊維も豊富なので、整腸作用も望めるでしょう。
紅いピタヤに秘められたものとは?
ピタヤは果肉が紅いものに限ってですが、
ベタシアニンという、
ポリフェノールの1種である色素成分が多く含まれています。
この物質はポリフェノール特有の強い抗酸化作用を持ち、
がんを抑制する働きがあるといわれています。
そして紫外線による活性酸素などの撃退にも役立つので、
美容面でも強い味方となってくれそうですね。
ピタヤの食べ方
ピタヤはどうやって食べるの?
という声もよく聞きますが、
見た目のわりに、包丁の通りもよく、
縦半分にカットしてスプーンですくって食べたり、
オレンジのようにくし型にカットし、
果皮と果肉の間を食べやすいように、
切れ目を入れておくのもいいでしょう。
- カットフルーツとしてそのまま食べる
- ベビーリーフと一緒に、1口大にカットしたピタヤを
サラダとして食べる - 皮を取り除いて、薄くスライスし、
ハンバーガーなどにはさむ - スムージーやジュースクレンズで飲む
- オリーブオイルやビネガー、塩と一緒に
ミキサーにかけドレッシングにする
などの楽しみ方があります。
黒い粒々も食感のアクセントになります。
果物は果糖が多いので、
食後高血糖などでタブー視されることもありますが、
ピタヤなら低GIで、カロリーも低く、水分も多いので、
夏の不調改善にもオススメです。