血糖値の上昇は、インスリンの分泌過多の原因となり、食後高血糖だけでなく、ダイエットの敵にもなりますね。
そして30代以降は、コレステロール値が中性脂肪へ影響したりと、健康診断で他人事のように見ていた数値が、即、自分の健康や美容の悩みとなって直結してきます。
そんな悩みを改善してくれるのがオクラのネバネバ成分です!
オクラのネバネバ成分
オクラのネバネバ成分は「ムコ多糖類」によるもので、皮膚のヒアルロン酸を生成するのを手伝う役目が期待されます。
また、他の食べ物と一緒にとると、体内の粘膜の損傷を防ぐ働きも見られるという研究データもあります。
夏は冷たいものの食べすぎや飲みすぎで、胃腸が「お疲れモード」なので、胃の粘膜の修復にもよさそうですね。
ペクチンの含有量は緑黄色野菜の中でトップクラス
オクラには、他に水溶性食物繊維の「ペクチン」も含まれていますが、その含有量は緑黄色野菜の中でもトップクラスです。
ペクチンは、腸内環境を整えるだけでなく、血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールの吸収を抑える効果も期待できます。
血糖値の上昇はインスリンの分泌過多にもつながるため、ダイエットの妨げとなります。
オクラを調理するときの注意事項
オクラは切ったり、叩いたり、加熱したりと、刺激を与えるとオクラの細胞からネバネバ成分が出てきます。
生のままだと産毛があるので、食べにくいのですが、まな板で塩ずりしたり、熱湯にサッとくぐらせるだけでも取れます。
しかし加熱しすぎると「糖たんぱく」が出てくるので、ネバネバ効果が薄らぐので、加熱のしすぎには気を付けましょう。
オクラの簡単レシピ
オクラを輪切りにするだけで活用できる便利なレシピをご紹介いたします。
オクラはまな板で塩ずりして、5mm程度の輪切りにカットしておきましょう。
1人分目安として4本くらい使用するといいでしょう。
- 豚しゃぶサラダ
しゃぶしゃぶ用の豚肉を茹でて、冷水でしめ、お好きなドレッシングやポン酢と共にオクラをトッピングしていただきます。 - 納豆&トロロ&オクラのネバネバ丼
輪切りオクラ、納豆、トロロの3つのネバネバ食材を一緒に混ぜてご飯にかければ、血糖値の上がりやすい白飯もダイエットご飯になります。
パスタやうどん、そばにかけても美味ですよ。
オクラも年々人気が高まって、近年は冬でも手に入りやすくなりましたが、やはりオクラの旬は夏!
露地栽培で元気に育ったオクラは残暑を乗り切るのにも役立ちます。
疲労回復食としても取り入れてみてください。