ドライフルーツとして注目されるようになってきた「デーツ」(なつめやし)はスーパーフードの1つですね。
ヨーロッパでは美容に関心のある女性たちのおやつとして定着していますし、デーツを使ったスイーツもたくさんあります。
また中国では漢方薬として、そして日本でも実は平安時代から食べられたという伝統のフルーツだったのです。
保存性が高く、生命力を支える果物
デーツには、その昔、砂漠を旅する遊牧民がデーツとヤギのミルクを携えて過酷な環境を乗り切ったという伝説が残るほど、滋養強壮が高く、生命力を支える果物です。
保存性にも優れていて、昔からドライフルーツとして利用されていました。
古代エジプト時代から食されており、サウジアラビアでは樹齢1万年というデーツの木も健在です!
肌の炎症を防ぐ
人間の体内では、常にどこかの細胞が酸化し、炎症が起きています。
よく「25歳はお肌の曲がり角」などといわれていますが、実際、ヒトは25歳を過ぎるとどんどんカラダも皮膚も体内での酸化や炎症が進んでいくという性質を持っています。
そんな炎症を防いでくれるのがデーツに含まれる粘液質やリンゴ酸、鉄、マグネシウムなどの栄養成分です。
他にプロテインやカルシウムなども含まれます。
貧血予防やイライラ予防にも!
鉄やマグネシウムが含まれるので、造血作用が望め、貧血予防となるでしょう。
またPMS(月経前症候群)や月経時は鉄が不足すると頭痛やイライラなどの不調が起こりやすくなるので、デーツに含まれる鉄やカルシウムが予防や改善につながるでしょう。
デーツはどこで手に入る?
「スーパーフード」と聞くと、健康食品やネットでしか買えないイメージがありますが、「なつめやし」という名で一般の大型スーパーの乾物コーナーに並んでいる場合があります。
成城石井やドライフルーツも扱っているアロマショップでも探せるでしょう。
また横浜や神戸などの中華街でも「なつめやし」として中華食材店の店舗で購入できるでしょう。
「デーツ」と表示されている輸入物はスーパーフードの影響か高価な場合があるのですが、昔ながらの「なつめやし」として並んでいるものは比較的安価で購入できるでしょう。
デーツは市販の「とんかつソース」や「お好み焼きソース」の材料にも使われています。
オススメの食べ方
デーツは生で食べられる機会はほとんどないので、購入できるデーツのほとんどがドライフルーツです。
昔から遊牧民が糧としていただけあって、乳製品との相性は抜群です!
ヨーグルトや牛乳(豆乳)と一緒にミキサーにかけてスムジー風にしたり、バターやチーズと共にワインのあてにするのもいいですね。
また水で戻すと、お料理にも使えます。
ベーコンやお肉で巻いて焼くと、オシャレな一品になりますし、細かく刻んでオムレツの具にするのもオススメです。
デーツは乳製品や動物性タンパク質を分解しやすい、という特質もあります。
デーツは古来より、中東諸国の人々の美と健康を守ってきた栄養価の高いフルーツ。
1日5粒程度をめどに取り入れると貧血やイライラなど女性特有の不調も改善されていくかもしれませんね。