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洋梨は追熟すると甘くなる!美肌成分アルブチン補給

洋梨は、ヨーロッパでは「ビーナスの涙」と呼ばれるほど、上品な甘さが人気の果物ですね。
少し前までは高級フルーツとして扱われていましたが、近年は生産量も増え、買いやすくなりました。
洋梨は食べるだけで、美容液成分としてもお馴染みのアルブチンが摂取できます。

一方で外食やスイーツでいただく洋梨は美味しいのに、家で食べると美味しくないのはなぜ? と感じる方も多いようですね。

そんな疑問も栄養成分と共にご紹介いたします。

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洋梨は追熟すると甘くなる!

外食時のレストランでデザートとして食べる洋梨や、タルトなどに乗っている洋梨はとろけるように美味しい!
しかし、「スーパーで買った洋梨は美味しいものに当たったことがない」と嘆く人も多いですね。

洋梨は、買ってきてすぐの固いままの状態で食べてもまだ美味しくありません。
それは、まだ追熟されておらず、糖度が洋梨全体に回っていないのです。
外食やスイーツのトッピングでいただく洋梨は、ちょうど食べ頃になっているから美味しいのです。

簡単な食べ頃の見分け方ですが、皮の表面にシュガースポットというシミのような黒い斑点が出てきたら、それが食べ頃のサインです。
しかし、一度追熟が進むと、今度は腐敗に向かって、あっという間に傷んでしまうので、シュガースポットを発見したら、すぐに食べるようにしましょう。

こうして洋梨は、追熟期間にデンプン質が糖分に分解され、独特のトロリとした食感が生まれてくるのです。
この食感をヨーロッパでは昔から「ビーナスの涙」と呼び、今もなお絶賛されています。

秋の美容悩みの予防や改善に

洋梨には、夏の間に疲れてしまった肌を癒すアスパラギン酸が含まれます。

またお肉や魚介類を食べすぎた後にデザートとしていただくと、タンパク質分解酵素の「フィシン」などが働き、高タンパクによる大人ニキビや、肌のテカリの予防となるでしょう。

そして、美腸につながる食物繊維は日本の梨よりも含有量が多いので、便秘気味の方にもオススメです。

美容液成分アルブチンが摂れる

洋梨には、日本の梨類には見られないアルブチンが入っています。

アルブチンは、皮膚の表面にあるメラニンの合成をブロックする働きがあり、白い肌をキープできると考えられています。

夏に日差しを浴びた肌は、ちょうど1ヶ月後ぐらいに、肌が生まれ変わるので、そのタイミングで洋梨をしっかりと食べておきましょう。

洋梨の種類など

 

今では、日本の梨と同じぐらいの値段で洋梨が買えるようになりました。
9月の末から、11月ぐらいにかけて、山形県や長野県産の洋梨が出回ります。

洋梨は種類も豊富で、代表的なものはフランス原産の『ラ・フランス』と『ル・レクチェ』、他に熟すと黄色くなるイギリス原産の『バートレット』やアメリカで品種改良された『オーロラ』、秋田県名産で果皮が赤い(果肉は白いです)『レッド・バートレット』などがあります。

洋梨は、熟すのに時間がかかりますが、一度熟してしまうと日持ちがせずにすぐに傷んでしまいます。
そのため、ヨーロッパでは、熟す前の形の整っているうちに、砂糖漬けにした伝統の「洋梨のコンポート」という加工保存食品が生まれたそうですね。

 

一般のスーパーでも、洋梨の品種は、日によって違うので、筆者もこの季節はいつも楽しみです。
お気に入りの洋梨を見つけて、秋の味覚と、美容成分を堪能しましょう。