9月も終盤にさしかかり、朝晩の気温は下がっていますが、まだ時々寝苦しい夜もありますね。
寝付きが悪くなる理由は、体温の温度管理がキーになると考えられています。
特に夕食後の生活習慣がポイントです。
改善食と共に、お風呂に入るタイミングなども見ていきましょう。
快眠は体温を上げてから下げるのがポイント
日本大学医学部の研究によると、眠るときは、自然と手足が温かくなるもので、手足から熱を逃し、体内の温度が下がると、体と脳が休息状態になるそうです。
皮膚の温度が上がって、その次にカラダの深部の温度が下がっていく過程で、心地よい眠りが訪れるようですね。
カラダの構造上、体温は一度「上げてから下げる」と睡魔が襲ってくるようにできているので、例えば、真夏の炎天下から、涼しいオフィスに戻ると眠くなるのは、体感温度の「上げてから下げる」という現象が起きていることになります。
ランチ後に眠くなる理由は1つだけではありませんが、食後に体温が一度上がり、その後、通常の体温に下がっていく過程も、原因の1つを考えられています。
こういった現象が夜に起こると、不眠症が解決しそうですね。
体温を「上げてから下げる」生活習慣
- 夕食には、唐辛子系の香辛料の入ったメニューを取り入れてみましょう。
カプサイシンという成分は体温を上げ、発汗作用もありますが、その効果は持続せず、やがて体温を下げていく作用があります。
生姜やワサビなどの香味野菜にも同様の作用が期待できるでしょう。 - 夕食後の1時間ぐらい後に、軽い散歩や家でできるストレッチなどの有酸素運動を程度に取り入れ、体温を上げておくと、心地よい疲労感が訪れます。
運動終了後は自然と体温が下がり、副交感神経が優位となって眠くなってくるでしょう。 - 湯船に15分程度つかり、体温を上げておき、その後涼しい場所で涼んでおくと、体温が下がっていき、眠くなってきます。
香辛料で体温を上げてから下げる食事例
- 和食
お造りや海鮮丼のワサビ醤油、鰻丼やトロロご飯に粉山椒、生姜を入れた煮物やカツオのたたき、うどんや蕎麦の七味唐辛子など和食にも香辛料を使う風習がありますね。 - 中華料理
エビチリ、麻婆豆腐など四川料理系の中華は唐辛子料理が多いですね。 - カレー
日本のカレーライスも、タイカレー、インドカレーetc.どれも香辛料を使っています。日本カレーライスは油分が多いので、食べ過ぎないように注意しましょう。 - 韓国料理
唐辛子料理といえば韓国料理ですね。
キムチやコチュジャンなど唐辛子の調味料を使った焼肉やチゲ、ビビンバなど - エスニック
スイートチリソースを使った生春巻き、香辛料たっぷりのガパオ、トムヤムクンスープなど個性的な唐辛子料理がありますね。
毎日夕食に、香辛料入りのものをいただくのは難しいと思いますが、睡眠の様子をみて、適宜取り入れてみましょう。
唐辛子系の料理は、ランチにいただくと、食後の睡魔と闘うことになるので避け、夕食でいただくと不眠の解消に役立つかもしれませんね。