9月も終わりに近づき、美味しい味覚が勢ぞろいする時期ですね。
私たちも暑い夏を乗り切り、カラダも肌もココロも、思った以上に疲れています。
「健胃作用と美腸にいい」と伝わるレンコンで疲れたカラダや肌も癒しておきましょう。
レンコンはビタミンCが意外と多い
レンコンは冬のイメージがありますが、夏の終わりから「新もの」が出回ります。
また、レンコンにビタミンCのイメージもあまりないと思いますが、じゃがいもやさつまいものように、加熱するとデンプン質が増えて、ビタミンCを包むので、加熱調理後でもビタミンCの損失が少ない野菜の1つなのです。
特に秋は、肌のターンオーバーで、夏に日焼けしてしまった肌のシミやソバカスが浮き上がってくる時期です。
二十歳を過ぎると、
「お子さんや10代の頃のように、夏の日焼けが冬には色白に戻る。」
という代謝のいい肌ではなくなってくるので、加齢とともに注意しなければいけません。
シミやソバカスが浮き上がってくる前に美白効果が期待できるビタミンCで肌を予防しておきましょう。
レンコンのネバネバ成分で肌の基礎を!
レンコンもネバネバ野菜の1つで、ムコ多糖類が多く含まれています。
これらは、皮膚の真皮層にあるヒアルロン酸量を増やす働きがあると考えられており、ビタミンCとの相乗効果で、肌のターンオーバーの正常化にも役立つでしょう。
またレンコンは食物繊維も多く、疲れた胃を癒したり、整腸作用も期待できます。
レンコン活用法
レンコンは筑前煮やレンコンのはさみ揚げなど、代表的なお料理もありますが、ご自宅でできる、簡単なおつまみやホットドリンクをご紹介いたします。
- ノンフライ「レンコンチップス」
新鮮な油で素揚げしたレンコンチップスも美味ですが、カロリーが気になりますよね。
そこで、筆者はレンコンを2~3mmにスライスして、オーブントースターで、カリカリになるまで焼いた、ノンフライのレンコンチップスを楽しんでいます。
(オーブントースターで5~10分) - レンコン×生姜×柿のホットドリンク
レンコンは、昔から「蓮根飴」というのど飴があり、のどの粘膜などを守る働きがありますね。
5mm程度の輪切りにしたレンコンと生姜1カケ、柿1/4個を用意し、それぞれ皮を取り除いてすりおろし、マグカップに入れ、熱湯を注ぐだけ!
柿の甘味が足りないようなら、ハチミツなどをプラスしてください。
冷房で寒い時や、肌寒い日に助かるホットドリンクです。
※春先になると柿をいちごにしても美味ですよ。
秋から冬にかけて需要の高くなるレンコンは、「見通しがきく」という謂れもあり、日本料理の世界では縁起食に使われる食材ですね。
季節にあった野菜は、ヒトの季節による悩みの予防や解決につながることもあるので、肌や健康のために、レンコンを取り入れてみましょう。