「食欲の秋」ということで、今の時期は食べたいものが盛りだくさんで、毎日、ご飯のおかずのネタにも困らない時期ですね。
しかし食べ過ぎると、フェイスラインがふっくらして二重あごになったり、肌もボディラインも締まりがなくたるんできます。
美味しいものを食べるときは、その食材にアミノ酸がちゃんと含まれているかチェックしてみましょう。
食べ過ぎていても、栄養が整っていると、メリハリボディが望めるかもしれません!?
しなやかな筋肉と美肌にはアミノ酸のバランスが大事
WHO(世界保健機構)が定めた「必須アミノ酸」というアミノ酸類があります。
20種類のアミノ酸のうち、体内で合成できない9種類を指します。
アミノ酸は、タンパク質と合成して、しなやかな筋肉を造る材料となるほか、髪や爪、各器官などもそうです。
筋肉は間違ったダイエットをするとすぐに落ちてしまい、体内には余分な脂肪だけはしぶとく残り、体重が減ったのに、カラダも顔もしまりがないままとなります。
なので、食べる量を減らすよりも、アミノ酸バランスの整ったものを、しっかりと食べている方が、見た目が締まって見えてくるのです。
細見えボディを目指す!必須アミノ酸が含まれる食べ物
前述した必須アミノ酸、9種類とは、バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、ヒスチジンとなります。
9種類、全ての必須アミノ酸の働きを見ていくと大変なので、「細見えボディ」を目指す、しなやかな筋肉造りに関与する必須アミノ酸だけ見ていきましょう。
また乾燥肌対策となるアミノ酸も一緒にご紹介します。
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バリン
疲労回復効果が高く、特に筋肉疲労に有効なアミノ酸といわれています。また脂肪を燃焼する作用があるので、肌のテカリや吹き出物対策、ダイエットにもいいでしょう。
チーズ、レバー、ピーナッツなどに含まれています。 -
ロイシン
しなやかな筋肉を造るのに欠かせないもので、顔の筋肉もスッキリ小顔になるでしょう。牛肉、マグロ、レバー、七面鳥、小豆、大豆、牛乳、チーズ、トウモロコシなどから摂取できます。 -
リジン
牛乳やチーズなどの乳製品に多く含まれます。また卵黄やしらす干しからも摂取できるでしょう。タンパク質の吸収、アルコールや炭水化物の糖分を代謝して糖化予防に役立ちます。 -
メチオニン
乾燥やアレルギーによる肌のかゆみ改善に期待できるアミノ酸です。卵や鮭、かつお、マグロ、海苔、枝豆から摂取できます。 -
トリプトファン
タンパク質の合成をはじめ、脳でセロトニンを分泌するのを手伝うため、精神面でも期待できますね。チーズやごま、たらこ、大豆などから摂取できます。 -
ヒスチジン
不足すると皮膚病になるといわれているほど肌にとっては大切なアミノ酸です。かつお、大豆、マグロ、鶏肉、ラムに含まれています。
毎日食べやすいものだとチーズや卵といった身近な食材に必須アミノ酸がまんべんなく含まれているようですね。
秋の味覚と一緒に、上手く取り入れてみましょう。
アミノ酸は総じて、脂肪を燃やし、基礎代謝を上げ、しなやかな筋肉をつくると言われています。
筋肉を食事面からも造っておかないと、スポーツなどで筋肉を鍛えても追いつきません。
カラダの筋肉量が均整だと、少々食べ過ぎても、消化や代謝もスムーズになるので、カラダの基礎づくりとして補っておきましょう。